どんな曲?
【ハジバム2】と【コラボdeハジベスト。】に収録
この曲は、2011年8月に発売されたインディーズ期のアルバム【ハジバム2。】に収録されています。
インディーズ時代のシングル曲などを含む7曲が楽しめるアルバムです。
また、2017年12月に発売された【コラボdeハジベスト。】にも収められました。
このベストアルバムは、ハジ→とほかのアーティストとのコラボ曲が13曲収録されています。
コラボしたアーティストは、miwaやRED RICE (from 湘南乃風)、AAAの宇野実彩子など。
13曲のうち、SA.RI.NAとは『たからもの。』のほか、『赤い糸』でもコラボしています。
こちらはSA.RI.NA名義で『赤い糸 feat. ハジ→ 』。
永遠の愛を誓った甘く美しい一曲になっています。
SA.RI.NAって
SA.RI.NAは、メディアにほとんど出ない女性アーティストと言われています。
その活動のほとんどが、HPとPVです。
2010年のメジャーデビューシングル「シングルマザー」は、USENのJ-POP年間リクエストランキング1位を獲得。
妊娠、そして出産して母親になったSA.RI.NAの母としての愛にあふれる楽曲です。
そんなSA.RI.NAとハジ→のコラボ曲、『たからもの。』
いったい、どんな歌なのでしょうか。チェックしてみましょう。
被災地応援ソング
『たからもの。feat.SA.RI.NA』。
この曲は、TOYOTAの被災地支援『ココロハコブプロジェクト』のイメージソングとして使われました。
この曲が発売されたのは2011年。
仙台市出身のハジ→が、あの大震災の被災者や被災地のことを思わなかったはずがありません。
被災地に捧げられた曲だったのではと思わせます。
PVは色彩が抑えられつつも、光に包まれるようなイメージ。
少年と少女が大人になっていくー。ただそれだけのことが尊いように感じられます。
僕らがいる意味
人生って
君がいることも 僕がいることも
きっと 必ず 意味があって
それがなんなのか
手探りで探すのが 僕らの人生
出典: たからもの。feat.SA.RI.NA/作詞:ハジ→,SA.RI.NA 作曲:ハジ→,SA.RI.NA
まずサビから始まり、美しいピアノの伴奏とハジ→の歌声が響きます。
生きている意味について優しく問いかけています。
やはり頭に浮かぶのは、あの大震災のことではないでしょうか。
大自然の恐怖や果てしない壮大さを前に、どれだけ人間がちっぽけか痛感しました。
そして虚無感を感じつつ、ではなぜ生きているのだろうと、多くの日本人が考えたことでしょう。
きっとハジ→やSA.RI.NAも同じではないでしょうか。
真っ暗な闇の中にいるように感じたり、進む道がかすんで見えたり。
迷いながら戸惑いながら、時には涙を流しながらも、生きている意味を探すこと。
それが人生なのではないかー。そう語っているようです。
純粋な子ども時代
「そっちにいっちゃダメだよ」って言われても
何故か行きたくなった小さい頃
転んで痛い思いして
それでもわからなくて
それだけ何も疑わない
純粋さがあった
出典: たからもの。feat.SA.RI.NA/作詞:ハジ→,SA.RI.NA 作曲:ハジ→,SA.RI.NA
1番はSA.RI.NAがメインボーカル。幼い頃の純粋な自分を思い出して歌います。
この世に生まれてまだ数年という子どもたちは、知らないものに囲まれて生きています。
触れること触れることが新鮮で幸せに感じられていたことでしょう。
自分に起こるすべてのことを疑うなんてせず、ただ純粋だった自分です。
ただ、それを否定的なこととして歌っているのではありません。
懐かしく、そして嬉しく思っているようです。