さユり「それは小さな光のような」

【それは小さな光のような/さユり】「僕だけがいない街」ED曲!アニメにリンクした歌詞をフルで解説!の画像

2ndシングル曲

さユりさんの2ndシングル「それは小さな光のような」が2016年2月にリリースされました。

1stシングル「ミカヅキ」から半年後のリリースとなった楽曲です。詳しく見ていきましょう。

「僕だけがいない街」主題歌

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「それは小さな光のような」は、アニメ「僕だけがいない街」のエンディング曲として起用されました。

主人公の藤沼悟の声優として、満島真之介さん、土屋太鳳さんが参加し、オープニング曲にASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re:」を起用。

思い返してみれば、「僕だけがいない街」はソニーの子会社のAniplex、土屋太鳳さんはソニー傘下の事務所、ASIAN KUNG-FU GENERATIONさユりさんもソニーの社内レーベルです。

かなりお金の臭いというか、贔屓されている気がします。ですが、当時の1番人気アニメでしたし、ここ数年の中でかなり評価が高いアニメです。

「小学生に何をキュンキュンしているんだ!」と言い聞かせながら、筆者も毎週楽しみに観ていました。

「それは小さな光のような」の歌詞はアニメとリンクする部分が多々あります。

作詞作曲は梶浦由記さんが担当

「それは小さな光のような」の作詞作曲は、梶浦由記さんが担当しました。

梶浦由記さんはKalafinaのプロデュース、作詞作曲などを務める音楽プロデューサーです。先日、25年間所属していた事務所を退社したことで話題になりました。

かなり梶浦由記さんの色が強い楽曲なので、Kalafinaを聴いていた方ならピンと来た方もいるでしょう。

「それは小さな光のような」には厳しい意見も

商業的なイメージ

「それは小さな光のような」はアニメの効果もあってか、非常に良い評価を得ている楽曲です。ですが、一部では批判の声もあります。

その1つが、梶浦由記さんによる作詞作曲という点です。

シンガーソングライターとして、酸欠少女さユりとして曲を聴きたかったという意見がありました。

生き苦しさを力一杯歌うのがさユりさんの良さだったので、かなり商業的なイメージで捉えられたようです。

逆にいえば、それだけさユりさんに期待が寄せられていたのでしょう。

2thシングルが4形態で発売され、新曲が何枚にも散らばっているという点にも、聞こえ方は悪いですがレコード会社の意図を感じてしまいます。

ミックス

もう1点、批判されているのが”ミックス”についてです。

ミックスとは、楽器の音量調節や音の配置を触ったり、ノイズを取り除いたりする、仕上げに近い作業です。

この曲はサビまでとても美しいですが、サビに入った途端にかなり高音がキンキンします。

10000Hzを超える高音域がサビに纏わりついています。

モスキート音自体は大人になると聴こえなくなる周波数の高い音なので、酸欠少女として息苦しさをイメージしているのではないかと筆者は解釈しています。

気になってしまう方は、イコライザーを使って高音域を絞って聴くとかなり聴きやすくなると思いますよ。

歌詞解説

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歌詞は「僕だけがいない街」のストーリーに沿ったものになっています。

アニメと照らし合わせながら解釈します。

僕だけが見てた
君のこと
過去も未来も
かなしみもよろこびも
全て

出典: それは小さな光のような/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記

過去も未来も見ていたというのは、アニメの主人公である藤沼悟のことでしょう。

そして未来を変えるべく、雛月加代を救うべく藤沼悟は奮闘します。

タイムリープを繰り返し、現在から過去に戻り、また未来に帰るのを何度も繰り返してきました。

これまで見られなかった笑顔を見ることが出来たし、虐待されていたという悲しい過去にも直面してしまいました。