ミュージック・ビデオが話題
親戚にあたるピーター・キャパルディが熱演
この楽曲が売れるきっかけとなったのが、YouTubeで9000万回以上再生されているMVです。
MVでは、イヤフォンを装着している男性が列車を待っているところで鼓動の音が流れます。
この傷心の男性を熱演しているのが、ルイス・キャパルディの親戚にあたる俳優ピーター・キャパルディです。
過去には「Dr.who」というイギリスの大人気SFドラマの主演を務めています。
映画では「ワールド・ウォーZ」「マレフィセント」といった話題作にも出演している注目の俳優です。
MV中での表情だけで物語るピーター・キャパルディの演技力は涙を誘うので、ハンカチは必須。
これからも彼の活躍に目が離せません。
MVとのミックスでさらに泣ける
MVでは電車の振動音と鼓動の音が重なり合った後にイントロが始まり、音の使い方も工夫されています。
この楽曲には妻に先立たれた男性の目線に立ったストーリーが盛り込まれているのです。
最愛の妻の死後、ドナーである女性に妻の心臓を移植するというストーリーになっています。
この世に存在していないので二度と会えない、言葉では言い表せない哀しみがリアルに伝わってくるでしょう。
鼓動の音もこのストーリーに因んで使われています。
まるでショートムービーさながらのストーリーと主人公の表情は必見です。
是非、チェックしてみましょう。
大切な人との別れ
悲しみの中で
I'm going under and this time I fear there's no one to save me
This all or nothing really got a way of driving me crazy
I need somebody to heal
Somebody to know
Somebody to have
Somebody to hold
出典: Someone You Loved/作詞:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn 作曲:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn
こんなに気分が沈んでも、これからは救ってくれる人が誰もいないのが怖いんだ
全てを失うかもしれない状況に僕はおかしくなってしまったよ
僕の傷を癒してくれて理解してくれる人が欲しい
抱きしめてくれる誰かが必要なんだ
出典: Someone You Loved/作詞:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn 作曲:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn
主人公は悲しみのどん底にいることが窺えます。
しかし、その悲しみを慰めてくれる人は側にいないようです。
何もかもを失ったような悲しみの中で、主人公は正気ではいられないような感覚に陥っていると読み取れます。
それほどに深く負ってしまった傷を癒してくれる誰かを求めているようです。
君の代わりはいない
It's easy to say
But it's never the same
I guess I kinda liked the way you numbed all the pain
出典: Someone You Loved/作詞:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn 作曲:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn
口で言うことは簡単だけど、誰も君の代わりになれない
多分、君が全ての痛みを忘れさせてくれていたことが心地良かったんだ
出典: Someone You Loved/作詞:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn 作曲:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn
誰かが必要、と言いつつも、この悲しみを癒せるのは「君」だけだとわかっているようです。
「君」でなければこの悲しみや癒せず、他の誰にも代わりなんて務まらないと主人公は考えています。
主人公にとっての「君」とはどういう存在だったのでしょうか。
ここでは「全ての痛みを忘れさせてくれていた」ような存在だったと綴られています。
一緒にいて心地よい、主人公にとっての最大の癒しであり、支えであったのでしょう。