日本のヒップホップシーンで活躍し続けるケツメイシ
4人組の超人気ヒップホップグループ
ケツメイシは、男性4人組のヒップホップグループです。1996年から現在と同じメンバーのRyo・Ryoji・大蔵・DJKOHNOで活動を始めました。
1999年にインディーズとして1stシングル「こっちおいで」、2001年にメジャーの1stシングル「ファミリア」をリリース。
デビュー当時のこのころはまだヒップホップはそれほど馴染んでいませんでしたが、RIPSLYMEやKICK THE CAN CREWなどとともにヒップホップ界をリード。数々のヒット曲を生み出し、現在でも現役で活躍し続けるアーティストです。
メンバー全員が40代になりましたが、これだけ長期間現役で活動するアーティストは貴重ですよね。
知名度はあるのにメディア出演は控えめ
2005年にリリースした「さくら」は大ヒットして、一躍有名になり、その年のNHK紅白出場のオファーまで来たんだとか。
ケツメイシは2000年以降に圧倒的な知名度を誇ります。
メディアの出演はふだんは控えめですが、2016年にはメジャーデビュー15周年ということもあってか、TBS系のドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演しました。
10代から50代までとにかくみんな大好き!
ケツメイシのラップは他のアーティストのラップに比べて声が高めでメロディックに聴こえます。
その明るいトーンで友情や恋愛などのテーマをさわやかに歌い上げるので、10代から50代まで、幅広い世代に支持があります。
2002年のリリースされた4thシングル「トモダチ」は、現代社会の教科書で紹介されるほど影響を与えました。
ケツメイシの代表曲「仲間」
2010年に発売のシングル曲
ケツメイシの代表曲であり、メジャー18thシングルの「仲間」は2010年の5月にリリースしました。
これは大学生たちを主人公に歌ったもので、孤独のつらさがあるからこそ人にやさしくできて、仲間を大切にできるし、苦しいときでも、ちょっとした未来の約束を交わしておけば、今を頑張れる。
リアルの世界での仲間のつながりを大切にして信じたい、そんなメッセージが込められている楽曲です。
40分の長編ドラマを使った本気MV
「仲間」のミュージックビデオは、40分間の長編ドラマになっていて、シングル楽曲としては異例でした。これが1話ずつyoutubeにアップロードされてました。
冒頭、4人の男子大学生がマージャンをやっていて、楽しい時間を過ごしながらもみんなが何かの悩みを抱えている、そんな話から始まります。
全部で5話に分割されて、リリース日当日にフルバージョンが配信されました。このミュージックビデオには当時、活動を始めたばかりの女優・有村架純と、ジュノン・ボーイの市川知宏が出演して、駿河台大学で撮影が行われました。
ドラマ「ハガネの女」の主題歌を担当
「仲間」は、ドラマ「ハガネの女」の主題歌にも採用されました。
主人公が小学校教師で、問題の多いクラスを任され、学校や生徒たちに潜む問題と正面から向き合っていくお話です。
漫画が原作で、シーズン2まで放送されました。この作品は、ミュージックビデオにも出演した有村架純が初めて出演したドラマでもあります。