BLUE ENCOUNT「こたえ」とは?
「こたえ」は2018年3月21日に発売されるBLUE ENCOUNTの3作目のアルバム「VECTOR」に収録されている楽曲です。
『VECTOR』は発売前ながらBLUE ENCOUNTの歴代最強と評されるアルバム。
まずはその理由を探るべく、このアルバムの収録曲をチェックしていきましょう。
『VECTOR』全収録曲を公開!
01. 灯せ
02. Waaaake!!!!
03. コンパス
04. VS
05. RUN
06. ...FEEL ?
07. ハンプティダンプティ
08. resistance
09. 虹
10. グッバイ。
11. coffee, sugar, instant love
12. 「77」
13. さよなら
14. こたえ
出典: VECTOR/BLUE ENCOUNT
収録曲には現在放送中のドラマ「オー・マイ・ジャンプ!~少年ジャンプが地球を救う~」のED曲「灯せ」も収録。
また、昨年発表の楽曲も、映画「ラストコップ THE MOVIE」主題歌である「さよなら」、そして、アニメ「銀魂」OP曲「VS」。
そうした豪華なタイアップ曲も含む全14曲は『VECTOR』をBLUE ENCOUNTの魅力が詰まったアルバムにしています。
これが、歴代最強と言われれている理由の1つでもあるのでしょう。
また、急激に人気が上昇する中で、方向性などを見失うこともあったが、「Bowline」ツアーの中で見つけた光がこのアルバムを作り出した。
そして、このタイトルになったとか。
そんな過程を聴くと、いかに「こたえ」が『VECTOR』の最後を飾るにふさわしい一曲かということがわかる気がしますね。
では、早速「こたえ」のMVを見てみましょう。
BLUE ENCOUNTの「こたえ」MVをチェック!
「BLUE ENCOUNT 3rd Album VECTOR CONCEPT MOVIE」という上の動画の最後に流れるのが第5弾である「こたえ」の映像ですね。
ちなみに、vol.1は「Waaaake!!!!」、vol.2 は「RUN」、 vol.3「虹」、vol.4「coffee, sugar, instant love」。
3月8日からそれぞれ期間を区切って公開してきた総集編のような映像になります。
では、「こたえ」の映像について考えていきましょう。
自然体で映るメンバーの姿は等身大の彼らを映しているようですね。
そして、そんな4人が歩いて行った先は歩道橋。
歩道橋から街を見下ろすメンバーはどこかほっとしたような晴れやかな表情を浮かべています。
その表情こそ、この『VECTOR』というアルバムでバンドとしての1つの「こたえ」が出たという証なのではないでしょうか。
そういったことも含め、次は「こたえ」の歌詞を解釈 していきたいと思います。
BLUE ENCOUNT「こたえ」の歌詞を解釈!
理想と現実の狭間で、今日も生きるのに一杯一杯で
理想と現実とつり革
握りしめ今日も揺られる
中吊り広告のアイドルは
こっちの気も知らず嗤う
でかい口きいて飛び出した故郷(まち) から連れてきた夢は
汚れることに慣れていった
出典: こたえ/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一
電車に揺られている自分はつり革を握りしめて、必死で倒れないようにしている。
その姿は理想と現実にしがみついて、これからどうしたらいいのかわからず、それでも倒れるわけにはいかなくて耐えている自分とも重なって。
地方から上京して、都会に翻弄されている姿が伺えますね。
故郷ではあんなに自信たっぷりだった夢、正義の全てだったような夢も都会に出てくるといつの間にか汚れていく。
汚れても叶えられればいいと思っていても、大切な夢を...、それでいいのか。
そんな葛藤が描かれている歌い出しです。
田邊さん自身にもこういった葛藤があるのでしょうか。
続きの歌詞も解釈していきましょう。
1つ目の「こたえ」は希望
何が正しいかわからない
何が本当かわからない
でも信じれるモノがあるなら
今見てるのが
本当の「希望(こたえ)」だ
出典: こたえ/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一
情報が錯綜する現代社会で、人々の言葉は重くなったり軽くなったりを繰り返しているため、もはやこの世の中は何が正しいか、本当かなんて分からない。
そんな世の中だからこそ、もし1つでも信じられるものがあるなら、それこそが自分の人生に宿った「希望」で、今探している「こたえ」なのではないかということが歌われている歌い出しの歌詞です。
現代人の迷いや悩みを代弁する歌詞ですね。
共感できるという人も多いのではないでしょうか。