世界の歌姫、テイラー・スウィフト
若干15歳でメジャーデビューを果たしたテイラー・スウィフト。
ファーストアルバム『Taylor Swift』が全米でヒットをマークしたこともあり、一躍トップアーティストの仲間入りを果たしています。
そんな彼女の根底にあるのはカントリーミュージックで、デビュー前からアコースティックギターを片手に自作の楽曲などを披露しています。
テイラー・スウィフトが最も影響を受けているのはリアン・ライムス。
このため現在まで多くのヒットソングを生み出していますが、リアン・ライムスのようなサウンドを感じる曲も多く存在します。
テイラー・スウィフトの楽曲の特徴は恋愛を表現した歌詞にあり、その題材になっているのは彼女が実際にこれまで付き合ってきた男性をテーマにしているものばかり。
しかもお相手はアイドルから俳優、セレブまで幅広く、新曲が出るたびに誰に向けたナンバーなのかの憶測で盛り上がることが多いです。
前作と入れ替わりでヒットを記録、シングル『Blank Space』
テイラー・スウィフトのヒットソングの一つである『Blank Space』は、2014年10月リリースのアルバム『1989』に収録されています。
その後同ナンバーは、シングルカットで2014年11月にリリースされています。
『Blank Space』はUSビルボードチャートで見事1位を獲得していますが、前作のシングル『Shake It Off』と入れ替わりでトップをマークしたナンバー。
連続でリリース曲が1位になったこともあり、テイラー・スウィフト自身が大きくフューチャーされています。
『Blank Space』はアメリカならずイギリスや日本でもトップチャートに上っており、間違いなく世界の歌姫であることを証明したナンバーの一つと言えます。
程よいヒップホップリズムが魅力
『Blank Space』のサウンドは打ち込みをシンプルに使用した、軽めのヒップホップテイストのナンバー。
そこにテイラー・スウィフトのハスキーな歌声にハーモニーを重ねて、聞き取りやすい曲に仕上げています。
元カレのハリー・スタイルズに向けた曲
テイラー・スウィフトが制作する楽曲の多くは、恋愛をテーマにしています。
そして彼女が実際に経験した恋愛を歌詞に直接反映させることがほとんどで、新曲の度にどの男性を指しているのかの議論が絶えないです。
『Blank Space』も同様で、テイラー・スウィフトのお相手だった男性をイメージして歌詞が盛り込まれているのがポイント。
ナンバーのリリースと彼女の男性経歴を照らし合わせると、ワンダイレクションのハリー・スタイルズに向けた曲であるのが濃厚です。
『Blank Space』の歌詞をさらりと眺めると彼が浮気をしている様子がうかがえるので、ハリー・スタイルズとの関係もうまくいっていなかったのが見えてしまいます。
『Blank Space』のPVに注目！
『Blank Space』はリアリティ溢れる歌詞の内容に話題が行きがちですが、ゴージャスなPVにも注目。
楽曲リリースと同日の2014年11月に配信開始がされた『Blank Space』のPVは、現在まで2億回以上の再生数を誇るモンスター級のコンテンツとなりました。
MTVミュージックアワードにおいても2015年の最優秀ポップビデオ賞と、最優秀女性ビデオ賞の2冠を獲得するほど大ヒットを遂げています。
撮影はロングアイランド島にあるオヒカ城
現在でも大人気の『Blank Space』のPVは、古城を舞台にしてゴージャスさと上品さを掛け合わせたような雰囲気があります。
PVの舞台として選ばれたのはオヒカ城と呼ばれる、ニューヨークはマンハッタン郊外のロングアイランド島にある古城。
なぜ『Blank Space』の舞台が古城なのかは、テイラー・スウィフトが持つマスコミや大衆のイメージを皮肉にしたコンセプトが元になっています。
同ナンバーがリリースされた2014年は「もっとも稼ぐシンガーソングライター」として、世界的にも知名度が広まった時期。
このためマスコミや大衆がイメージしている「リッチで華やかなテイラー・スウィフト」を表現するためにも、古城が最適だったんですね。
実はオヒカ城はニューヨークでも結婚式などに使われる人気のスポットで、撮影も2日間約30時間でまとめたそうです。
テイラー・スウィフトの鬼気せまる演技
