シングル同時リリース

Flower【Boyfriend (Moonlight Version)】歌詞を解説!三角関係に涙…の画像

2013年9月にリリースされた「Boyfriend」。

HappinessとFlowerの対決シリーズとして、同時リリースされたシングルのカップリング収録されています。

HappinessがSunshine Version、FlowerがMoonlight Versionを歌っています。

それぞれのバージョンは歌詞が少し違っていて、どちらも切なく辛い恋を歌っています。

Sunshine versionの方が比較的前向き、Moonlight versionは前を向こうと自分に言い聞かせている印象です。

ほとんどの人が一度は経験しているであろう失恋

彼への思い、忘れられない思い出、知らず知らずに溢れ出す涙。

今回はそんな切ないこの曲の歌詞を紐解いていきます。

テーマとなるメロディライン

この曲を聴く時には歌詞に注目しながら、テーマとなるメロディラインにも耳を傾けてほしいと思います。

曲の多くはテーマとなる短めのメロディラインがあります。

楽譜にすると4小節から8小節ほどの短いものですが、これが重要なのです。

この曲ではとても切ないフレーズになっています。

よく聴いているとアレンジを変えながら曲のあちこちで登場しています。

曲のテンポ感が変わってもこのフレーズだけは同じペースで取り入れられているのも特徴のひとつです。

曲をより切なく演出していますので、このフレーズにも注目しながら、この曲を聴いてみてください。

まだ見えない未来

断ち切れない思い

もうこれからは 私の電話鳴らさないで
ねえお願い こんなことを言わせないで No

出典: Boyfriend(Moonlight Virsion)/作詞:松尾繁 作曲:JUNE

解釈は非常に難しく思います。

別れるときに告げたことなのでしょうか?

それとも別れた後も彼からの着信があったのでしょうか?

いずれにしても、彼の電話番号がアドレス帳から消せないのでしょう。

そして彼からの着信は、これまでの思い出が一気によみがえってしまう

自分だけでは彼への気持ちが断ち切れないほどの思いが読み取れます。

「No」とは彼へより強く伝えるためのメッセージなのでしょう。

迷い込んだ心

15ヶ月と22日の歴史はきっと
間違じゃない でも 全部捨てても惜しくない

出典: Boyfriend(Moonlight Virsion)/作詞:松尾繁 作曲:JUNE

彼と共有した時間は1日1日を大切に歩いてきたのでしょう。

彼と出会ったこと、彼を愛したことは事実で、決してそれを否定することはできない。

しかし、それをも消してしまいたいほどの辛い思いをしたのでしょう。

本当は別れを受け入れられず強がっているように見えます

あるいは今の状況から必死に抜け出そうとしているようにも読み取れます。

きっとまだ、どうしたらいいのかわからないのかもしれません。

自分が行く道を知っているのか、心がどこかで迷子になっているのか。

これほどにまで悲しみ、忘れられない思い。

それだけ彼との時間は幸せで、愛情に満ち溢れていたのでしょう。

溢れる涙

(週末ふたりでよく出かけたね) いつまでも吹かれてた潮風
(今ひとりで見てる夜の海) 満月が揺れている

出典: Boyfriend(Moonlight Virsion)/作詞:松尾繁 作曲:JUNE

ふたりで過ごした時間はまるで永遠に続くかのように幸せでした。

ふたりで過ごした時間、ふたりで見た景色を今はひとりで見ています。

その景色を見ながら目には涙が溢れているのでしょう。

きっとひとりで見ている満月も、ふたりで見た満月と同じように、とてもきれいだったのでしょう。

同じ景色はより悲しく辛い。

そんな切ない気持ちが伝わってきます。

信じていた未来

気づけなかったの?