彼女=眠れぬ森の君説

彼女の意味深な発言

その後、彼女は心の中でこの曲の歌い出しの歌詞にとてもよく似た言葉を言います。

あの夜僕はフェスに出たいと話した
あの夜僕はCDを出したいと言った

出典: 眠れぬ森の君のため/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪

この曲の歌詞は前述した通りボーカルの谷口の実体験から書かれています。

そんな谷口が書いた歌詞と対比するような彼女の発言。「言った」と「話した」の位置も歌詞とは反対。

その後、彼女はこう続けます。「あたしは無理だねと言って笑った」

つまり、彼女こそ谷口が「フェスに出たい、CDを出したい」と話した相手だったのです。

今の彼と居る時に過去の彼を思い出したくないから

そうなるとCDを聴こうとしなかったことにも納得がいきます。

今の彼と居るときに過去の彼を思い出すような曲を聴きたいと思うはずもありません。

そんな彼女の気持ちが濁した発言や不自然な理由に繋がっているのでしょう。

こういった理由から彼女=眠れむ森の君の図式が成り立ちます。

1番はライブ映像がメイン

ファンの為の大事な一曲

そこから一転、KANA-BOONが満員の会場でライブをしている場面に変わり曲がスタートします。

このライブの映像はエキストラとして集まったファンに協力してもらい撮影した映像です。

この曲が谷口の過去の恋愛を描いた曲だというのは前述した通り。

しかし谷口が言うにはファンのための曲だそうです。前述のリンク先の文に続きがあるので読んでみてください。

収録アルバムの名前はこの曲のサビから

「眠れぬ森の君のため」が収録されている「僕がCDを出したら」の名前の由来はご存知でしょうか?

何を隠そう、こちらの「眠れぬ森の君のため」のサビの歌詞が由来となっています。

僕がCDを出したら 君はこっそりタワレコに行って

出典: 眠れぬ森の君のため/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪

曲順が最後だったりアルバム名がこの曲にちなんでいたりとバンドとしても相当大事にしている曲なのでしょう。

そんなバンドにとって大事な曲を大事なファンに向けて歌っている光景はまさにこの曲にピッタリです。

2人の過去について

CDを手に何かに思いを馳せる彼女