キュウソ推しになろう!
キュウソネコカミ(以下、キュウソ)の『推しのいる生活』は、オタクなら絶対に共感できる曲。
2018年12月リリースのアルバム『ギリ平成』に収録されています。
「推し」とはもちろん「イチオシ」のこと。
アニメや漫画のイチオシのキャラクターは、推しキャラなどと言ったりします。
皆さんには、そんな推しメンや推しキャラはいますか?
「推し」というのは人生を豊かにしてくれる存在です。
この曲に共感した人は、ぜひこれを機にキュウソ推しになりましょう。
秀逸なMV
MVの舞台は弥生時代。
キュウソのメンバーも弥生時代の民となって出演しています。
この時代の民が崇拝していた人物といえば卑弥呼。
民たちはみんな、卑弥呼の存在を心の拠り所にしていました。
つまり、卑弥呼とは弥生時代の民にとっての「推し」。
民たちはいつも遠くから卑弥呼に対する熱い想いを伝えています。
卑弥呼の肖像画を描いたり、祭祀(さいし)の道具を自作したり……。
なんだか現代人の「推し」に対する応援の仕方と通じるものがありますね。
人の「推し」を想う気持ちは、弥生時代から変わっていないようです。
「推し」がいるだけで人生は楽しい
特別な感情が芽生えた
生物学的の定説を超えた
もう人間は溢れかえっている
恋だの愛だのだけじゃない
特別な感情覚えたよ
出典: 推しのいる生活/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ
恋や愛とは違う特別な感情。
それを自分の中に芽生えさせてくれる存在が「推し」なのです。
人が抱く感情というのは単純なものばかりではありません。
複雑で難解。尚且つ強く確かな気持ち。
「推し」ができると、人はさまざまな感情を抱くようになります。
ということはつまり、長い歴史の中で人の感情を育んできたのは「推し」の存在なのかも。
人類が複雑な感情を持って他者を崇めるようになったきっかけ。
それが卑弥呼だったりして……。
こんなふうにMVの内容と合わせて考察してみるのも面白いですね。
見返りは求めない
リアルな見返りはないけれど
今日もテレビからラジオから
雑誌からいろんなステージから
元気な姿を見せてくれ
それだけで心満たされる
出典: 推しのいる生活/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ
「推し」というのは、いつでも遠い存在です。
逆にいえば、遠くにいて手が届かない存在だからこそ「推し」になるのかも。
自分が「推し」を認知していても、「推し」が自分を認知してくれることはない。
しかし、それでいいのです。
自分たちは見返りを求めて「推し」を応援しているわけではないのですから。
テレビやラジオ、そういった手の届かない場所で「推し」が元気な姿を見せてくれる。
それだけで心は満たされます。
「推し」に対する想いは、つねに一途でなければいけません。
増えてもいい、変えてもいい
そうわっしょいわっしょいその笑顔
わっしょいわっしょい守りたい
一生ついていけたらなんて今は思ってる
わっしょいわっしょい増えてもいい
わっしょいわっしょい変えてもいい
推しのいる生活
出典: 推しのいる生活/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ
サビに入ると、もう「推し」への想いが爆発しています。
「推し」の笑顔が人生のすべて。
「推し」を守るのが自分の使命。
だから一生「推し」についていく。
そんな自分の生き方を変えてしまうような「推し」に、貴方は出会ったことがありますか?
「推し」は1人じゃなくてもいいんです。
「推し」の数だけ幸せがあるのですから、どんどん増えていっても問題ありません。
もちろん「推し」が変わってもいい。
思うがまま、感じるがまま、「推しのいる生活」を送りましょう。
「推し」がいるだけで人生は楽しい!
それが唯一にして不変の事実なのです。