ここの訳が微妙にとりにくいため、かなりの意訳となっております。ご了承ください。

ラスト"It's the end of the world"は前文とつながって、「世界が終わるまで泣かないで」というニュアンスでとるのが自然かと思います。

虚無の日々もいつかは終わる

You say everything’s fake
Everything breaks
The color of the night veiling your faith
I’ll swallow your pain
It bleeds through your veins
‘Cuz we’ll see the day break
Stay true to your heart, La Venus

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170308-101

和訳全てが偽りだと言う

   全てが壊れ

   信念を漆黒の闇が覆う

   君の傷を飲みこむよ

   血の流れる痛みを

   なぜなら終わる日がわかるからね

   素直でいて、ヴィーナスよ

ここも「これでええんかな…」という部分がいくつかあって歯がゆいものの、この和訳でとらせていただきました。

Cuz'はつまりCauseです。

歌詞の内容としては、ニヒリズムたっぷりの「君」の傷や悲しみをすべて覆うというメッセージを読み取ることができます。その傷や悲しみは一生癒えないわけではありません。癒えるその日まで、どうかなんとか本当の自分でいてほしいと。

愛の確かさ

Everything’s fake
Everything breaks
And we won’t be the same
But I want you to know my love (I’ll be there for you)

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170308-101

和訳全てが偽りさ

   全て破壊され

   ひとつになんかなるもんか

   でも俺の愛をわかってほしい(君のためにここにいるよ)

上のフレーズとつながって、「全ては偽りで壊れるもの」という虚無感を肯定しつつも、自分の愛の確かさを訴えています。be the sameはつまり「同じになる」ですが、ここでは「ひとつになる」という意訳でまいりましょう。

何が正しいのかわからず確たるものが存在しない世界で、愛だけが確かで変わらないものであるという二項対立と希望となるメッセージ性が非常にグレイトですね。

ここはX JAPANの存在やYOSHIKIさんの愛の存在はたしかなものだ、ということを言っているように思われますね。たとえ時代や人が変わっても存在し続けるという。

変わらない愛を確信できると、人間は強くなることができます。輝き続けることができます。与えても与えられても、どちらでもそうだといえるでしょう。

「La Venus」まとめ

A post shared by Yoshiki (@yoshikiofficial) on


以上、X JAPANの「La Venus」という楽曲について概要と和訳をご覧いただきました。

映画『WE ARE X』のエンドロールを飾り、X JAPANがこれからも存在し続けるということを意味しているように思われる重要な一曲です。

もちろん映画をご覧になられていない方やX JAPANをよく知らない方でも、この曲に自分の状況や生活をあてはめて聴いたり心のよりどころとして曲を聴くのも良いかと思います。

死ぬまで愛は存在し続ける、そんな希望をもって、全てが変わり続けいつかは壊れゆくもので溢れた世界を生きていきたいものです。

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね