美しいメキシコを舞台にした映画の挿入歌

日本では2018年の3月16日に公開された【メンバー・ミー】の挿入歌。

日本語版ではミゲル役の石橋陽彩さんとヘクター役の藤木直人さんが歌われています。

掛け合いやハモリが見事で、聴き入ってしまった方も多いのではないでしょうか。

この曲のタイトル【ウン・ポコ・ロコ】は、スペイン語で「少し狂った」という意味です。

また、この楽曲はヘクターがイメルダへ向けて作った曲だといわれています。

彼が彼女へ向けた歌ですが、狂っているとはどんな意味なのでしょうか。

このタイトルを聞いただけだと、どのような内容の曲かわかりません。

少しずつこの歌詞の意味をみていきましょう。

少しおかしい?

ミゲル(石橋陽彩)&ヘクター(藤木直人)【ウン・ポコ・ロコ】歌詞の意味を解釈!不思議な君の魅力とはの画像

この楽曲のタイトルを直訳すると「少し狂った」になります。

ですがその表現ではなく「少しおかしい」のような意味で解釈していきましょう。

そしてこのシーンでは君がおかしいと言われる意味がわかるような歌詞です。

どうして君はおかしいのか?

その理由について詳しくみていきましょう。

おかしい色?

空の色は
アイ・ミ・アモール アイ・ミ・アモール
赤色と言う
アイ・ミ・アモール アイ・ミ・アモール

出典: ウン・ポコ・ロコ/作詞:Adrian Molina 訳詞:竹本浩子 作曲:Germaine France

空の色を聞かれると、ほとんどの方がと答えます。

ですが、君はと答える。

愛する人、どうして君はそんなことを言うの?

アイ…」は愛する人という意味です。

この場面では、君が赤と答えたことをおかしいと歌っています。

ではこれはおかしいことなのでしょうか。

いえ、この答えはおかしくないと思います。

なぜかというと、夕焼けの色だからです。

空にもいろんな色があります。

毎日見上げていれば、青くない日だってあるはずです。

きっと彼女(君)は夕焼けの色が好きなのでしょう。

このようなことから、赤はおかしくないと考えられます。

おかしな行動?

靴を置くのは
アイ・ミ・アモール アイ・ミ・アモール
頭のてっぺんと言う
アイ・ミ・アモール アイ・ミ・アモール

出典: ウン・ポコ・ロコ/作詞:Adrian Molina 訳詞:竹本浩子 作曲:Germaine France

では、靴を置くのは?

このように問われたとき、彼女は頭!と元気よく答えます。

なぜ彼女がこのようなことを言ったのか。

それは彼を楽しませるためだと思います。

こうすればあなたは笑うでしょう?

そのような彼女の優しさが込められている回答なのだと思います。

もしかしたら、先ほどの赤い空は、彼と観た夕焼けの色かもしれません。

そう考えると、とても可愛らしいおかしな行動だと思います。

おかしいはずなのに

ミゲル(石橋陽彩)&ヘクター(藤木直人)【ウン・ポコ・ロコ】歌詞の意味を解釈!不思議な君の魅力とはの画像

このシーンでは、彼女に丸く収められてしまう彼の様子を感じられます。

おかしいはずなのに…。

でもそれでも彼女のことをステキな人だとわかっているのでしょう。

それがこの曲のポイントである「君の不思議な魅力」になります。

そして彼女の言動で楽しい気分になっているのです。

また、踊り出しそうなリズムで盛り上がるサビは頭にとても残ります。

ついつい口ずさんでしまいそうなメロディーは、気分を高めてくれる。

そしてミゲル役の石橋陽彩さんの声に魅了されるシーンでもあります。

ステキな歌詞と歌声に注目です。

あなたはクレイジー

君はねウン・ポコ・ロコ
ちょこっとね 変なの

出典: ウン・ポコ・ロコ/作詞:Adrian Molina 訳詞:竹本浩子 作曲:Germaine France

君は少しおかしいんだ。

その理由はたくさんあります。

それでも彼女と一緒にいたいと思っているのでしょう。

彼は彼女が大好きで、だからこそ彼女のために歌を作ったのです。

意味を読み取らないと、そんな様子を感じることはできません。

ですが、きちんと読み取ることによって、ステキな歌詞の意味になります。

またそれは、人間も同じです。

おかしいと思っていた人は、本当はステキな人ということも。

このように、歌を歌いながら彼女の魅力を伝えているわけです。

でもステキな人