たいせつ

SMAP【たいせつ】歌詞の意味を徹底解釈!僕と君の関係性は?“Supermen”について紐解く!の画像

2016年に解散した、ジャニーズ事務所のアイドルグループ、SMAP

数々の名曲を出した、国民的グループです。

そんなSMAPの28枚目のシングル「たいせつ」。

1998年5月8日にリリースされました。

SMAPのリーダーでもある中居正広さんのドラマ「ブラザーズ」の主題歌になっています。

また中居さんが総合司会を務めた「FNS27時間テレビ」のテーマソングにも起用されました。

そんな「たいせつ」は君によって影響を受けた僕の気持ちを描いた曲です。

それではその「たいせつ」の歌詞について解説していきましょう。

僕と君

デートの最中

夕暮れがきて
ビルも舗道もはなやぐ
信号待ち
君は助手席で
渋滞の街 見上げて
うれしそう I wonder

出典: たいせつ/作詞:戸沢暢美 作曲:小森田実

この歌詞から、この曲の風景が伝わってくるのではないでしょうか。

夕方が過ぎ、いろいろな場所が夜の街で賑わっている様子がわかります。

とても華やかな雰囲気です。

そして主人公である僕と君は一緒に車に乗っています。

君とはおそらく彼女。

恋愛関係にある相手です。

そんな相手と車に乗っているということは、デートの最中でしょうか。

しかし車は渋滞に巻き込まれてしまったようです。

そんな渋滞の中でも、街を見ながら楽しそうにしている君。

歌詞の6行目。

君の様子を見て「なぜだろう」と僕は思ってしまうのです。

渋滞していると普通はつまらなくなってしまうもの。

不機嫌になることもあるのではないでしょうか。

しかし、そんな中でもワクワクしているような雰囲気の君。

君はとてもデートを楽しんでいるということがわかります。

君の言葉

ささやかでもそれぞれに
暮しなのねと just ホロリ
誰とも似ていたくない
ずっと前の
僕じゃなくてよかったよ

出典: たいせつ/作詞:戸沢暢美 作曲:小森田実

街中を見る君は「いろんな暮らしがあるんだね」というような意味の言葉を言います。

歌詞の2行目には「ホロリ」という言葉があります。

この君の言葉は独り言に近いのかもしれません。

ぼそっと発言した言葉が僕にも聞こえたのです。

そして、僕にも君の言葉が響いたのではないでしょうか。

「ホロリ」というと何かが落ちるような印象のある言葉。

僕の心の中で君の言葉がすとんと落ちたのかもしれません。

そして歌詞の3行目からは、そんな彼女の言葉を受けて、自分が考えていることが表れています。

歌詞からは、僕は昔はとても性格がとがっていたような印象を受けるのではないでしょうか。

周りの人とは一緒になりたくないという精神は、若い時には多くの人が感じるものでしょう。

自分は自分だから、他人と同じようにはなりたくない。

そのような反抗的な精神の持ち主だったのかもしれません。

そんな自分が、今では君の言葉をすんなりと受け入れることができる。

とがっていた自分が成長して、君と一緒にいられることに安心しているのです。

君のおかげで

性格が変わった僕

Everything is oh my 君となら
ちゃんとやれそうな気がするよ
たいせつだって思う時
スゴク素直なんだ
やすらぐんだ
強くなれてるんだ

出典: たいせつ/作詞:戸沢暢美 作曲:小森田実

先ほどは僕が過去にとがった性格をしていたと述べました。

しかしここの歌詞ではとても穏やかな性格をしている印象を受けるのではないでしょうか。

過去と現在でとても性格が変わったことがわかります。

君がいればどんなことも「ちゃんと」できる。

どんなことも真剣にまっすぐと取り組むことができるようになったのです。

おそらく過去の自分では、そんなことはできなかったでしょう。

そして歌詞の4行目からは、さらに僕の性格が丸くなったことが伝わってきます。

君のおかげで素直な気持ちになり、心も精神も安定しているのです。

歌詞の6行目からは、僕が成長しているということがわかるのではないでしょうか。

二人で

時間をかけて
実るなにかが ほんとの
幸せさ(happy,happy)
うかれてた日の
僕をせつなく見ていた
君だった I'm sorry

出典: たいせつ/作詞:戸沢暢美 作曲:小森田実