ドラマ「先に生まれただけの僕」主題歌
今回紹介する嵐の「Doors ~勇気の軌跡~」は、あるドラマの主題歌として起用されています。
そのドラマとは、「先に生まれただけの僕」。
いつもちょっぴりコミカルな演技で私たちを楽しませてくれる、嵐の櫻井翔くんの主演ドラマです。
タイトルを見ると、年上の男性とのラブストーリーかな?と思うのですが、そうではありません。
ドラマでは、学校の校長先生が主人公。
ということは、櫻井くんが校長先生を演じたということ。
まだ若いイメージのある櫻井くんが校長先生なんて、かなりビックリの役どころですね。
校長先生は、まだ学校に来たばかりで周りに仲間がいない状況。
信念だけはある校長が、その状況をどう打開していくのか、そこが見どころです。
そんなドラマの主題歌として起用されたのが「Doors ~勇気の軌跡~」。
主人公の校長先生だけでなく、もう少し勇気がほしい多くの人々の背中を押してくれる曲だと思います。
周りに誰も味方がいなくて劣等感を感じている方。
あと一歩踏み出せずに諦めかけている方。
そんな方には、ぜひ聴いていただきたい楽曲です。
ドラマソング賞受賞!
この曲は、歴史の長い第95回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞しています。
受賞したのは「ドラマソング賞」というもので、ドラマに彩りを加えたと審査員から大絶賛。
ドラマは学園ものとはいえ、子供目線ではなく大人目線で教師の立場に立って作られた作品。
この作品で大人がどうすべきか、勇気をもって教育を変えていかなくてはならない。
そういったことを伝えてくれたのが、他でもないこの曲だったのです。
ビルボードランキングでも1位獲得!
権威ある賞を受賞した完成度の高いこの曲は、ビルボードのランキングでも1位を獲得しています。
2017年のビルボード「JAPAN HOT100」では、リリース直後にもかかわらず首位にランクイン。
売り上げも含め、確実に世の中に知れ渡っていった応援ソングと言って良いでしょう。
ここまで人気のある曲と聞くと、歌詞の内容が気になってきます。
この曲に込められた想いは一体どんなものなのでしょうか?
もう少しの勇気を与える応援ソングということ。
でもこの曲に主人公がいるとしたら、彼もまたひとひらの勇気を探しているのではないでしょうか。
ここからは、「Doors ~勇気の軌跡~」の歌詞の世界を紐解きます。
「Doors ~勇気の軌跡~」の歌詞解説
たった一人の君に贈ろう
Just stand by you every moment You're the only one
出典: Doors ~勇気の軌跡~/作詞:RUCCA 作曲:Simon JanlÖv、Saw Arrow
「いつでもただ側にいるよ 君しかいないから。」
和訳してみると、こんな意味ですね。
女性なら一度は言われてみたい言葉ではないでしょうか。
この曲は、主人公が応援している人がいて、その人に向かって歌っている曲ということが分かります。
しかし歌詞をざっと見てみると、主人公が自分自身を言い聞かせるために歌っている風にも感じられます。
見方によってはどちらともとれるのがこの歌詞の面白いところ。
いずれにしても、「もう少しの勇気が持てればなんとかなる」と伝えたいことは確かです。
たった1人の君に向けて。
扉は必ず開ける
あと僅かだけ もう少しだけで 真心(こころ)繋がって 扉は開くさ
あと僅かのPray 燈して叫んで 変えてゆける
出典: Doors ~勇気の軌跡~/作詞:RUCCA 作曲:Simon JanlÖv、Saw Arrow
主人公は、言いたいことが言えずにもやもやしているのかもしれません。
言いたいことは喉まで出かかっているのに、その一言が出ない。
そんな経験がある方は多いと思います。
あるいは、もう少し勇気を出して、この手にあるものを渡すことができれば。
そんなささいなことでも、大切な人とつながることができるのです。
心の扉を開くのに必要なのは、何かやさしく背中を押してくれるもの。
その背中を押してくれるものがこの曲だったとしたら、とても素敵なことですね。
勇気をもって変えていこう
君が産まれて何千もの 夜を指で辿ったら 今日の涙ひとひらだろう
僕ら出逢って未熟な季節 それが遥かな物語になる可能性(こと)を誰が否定できるの?
出典: Doors ~勇気の軌跡~/作詞:RUCCA 作曲:Simon JanlÖv、Saw Arrow