嵐【Doors ～勇気の軌跡～】歌詞を解説！どうすれば扉は開く？ドラマ「先に生まれただけの僕」主題歌

この部分は、深く人生について考えさせてくれる歌詞のパートです。

「ひとひら」とは、少なくたわいもないもののことを言うことが多い単語。

ということは、生まれて何千万もの夜を超えたと思っていた自分は間違いだということです。

人生を長く生きて悲しいこともたくさん体験してきたと思っている。

でも広い銀河系の中で考えてみれば、今日の涙と同じくらいかもしれません。

だから、その逆だって十分あり得るのです。

涙ひとつぶのように見えても、その中には広大なストーリーが広がっています。

だから僕らはまだ出会って間もないけど、それが遥かなるストーリーになることだってあり得る。

そういうことを言っているのだと思います。

今日勇気をもってしたことが、歴史の教科書に載るようなできごとになることだって十分あり得るのです。

だから、勇気をもって行動を起こしましょう。

そうすることで心の扉を開くことができるはずだから。

ここだけカタカナになっていることで、遠い宇宙人に語りかけているような印象があります。

遥かなる銀河の中で、他の惑星の人から見れば宇宙人の私たち。

そんな銀河の果てから小さな地球人に語りかけているような口調が心に響きます。

「聞こえてますか？」

というのは、人生にとって一番大事な人の声を聴いていますか？とも読み取れます。

テストで良い点を取ることが正しいと思って頑張っていても、それで犠牲になった時間だってあります。

その時間に大切な人とつながっていたら、より充実した人生が送れたかもしれません。

五感を働かせてよく考えれば、何が正しいのか分かるはずだよ。

そんなメッセージが聴こえてきます。

次の「覚えてますか？」

は、人生で大事だったと思う時間を覚えていますか？とも読み取れます。

もうダメだと思ってすっかり諦めていた。

そんな時間は、覚えていたくない時間だと思います。

覚えていたいのは、何かに一生懸命になっている時間。

そんな時間を探している時間も、また幸せな時間なのかもしれませんね。

もう少しで扉が開きそうなのに開かない。

願いを届けるためには、願いをさらけ出すことからはじめたらいい。

そういう風に背中を押してくれている主人公の姿が浮かび上がります。

もしかしたら、自分にも勇気が必要で、願いを人に告げることができないでいるのかもしれません。

そして、いくらでも状況を変える方法はあることを、自分自身にも言い聞かせていると考えられます。

もうほんの少しでいいから何かを起こす勇気があれば。

主人公は、人の目を気にしすぎているのかもしれません。

人に悪く思われ、いざこざに発展するのが怖いのです。

人にどう思われようと構わない、自分を信じて前に進もう。

そうは思っていても、行動に移すことはできないでいるようです。

主人公が求めるもう少しの勇気。

それは人とつながることで、持てるのかもしれません。

人とのつながりが薄いこの時代。

何もかもYouTubeやTwitterで済ませてしまうことができるこの時代は、便利ですが少し寂しいものです。

その寂しさを感じている方は、この部分でグサッと胸に突き刺さると感じたのではないでしょうか。

この時代は、とことん内にこもって生きていくこともできます。

そうすればめんどくさい人とのいざこざがなくなり、ストレスフリーで生きられるかもしれません。

でも、それではやっぱり人として寂しいもの。

そう考えるからこそ、SNSだけでなく人と面と向かって繋がるために頑張るのです。

人とつながることでしか、本当の幸せは感じることはできない。

だから頑張れるのです。

あなたは過去を忘れられない今の自分を、見つめていますか？

現在の自分を見つめることでしか、新しい未来への扉を開ける方法はないのかもしれません。

そして、いつも応援してくれる人がいることを信じていますか？

じっくり考えてそんな存在に気づいたなら、ぜひその人を大切にしてあげてください。

その人に感謝の気持ちを伝えることもひとひらの勇気の1つ。

人間関係がスムーズになり、人生が大きく動き出すかもしれませんよ。

あとは自分のさだめを信じて、歩み続けるだけです。

嵐に背中を押してもらった今、もう怖いものはありません。

しっかりと自分の信念を持って、それをさらけ出していきましょう。