時間の流れに任せたい

Everyone falls in love sometimes 
音に身任せてたいの
嘘の恋人でもいいの 
今夜あなたといたいよ

出典: このままずっと朝まで/作詞:Miliyah 作曲:Anthony Kelly・Mark Wolfe・Steven Marsden・Wayne Passley

彼と一緒に過ごす時間は夜が明けるまで。

無理な駆け引きをしないのが、遊びのルールです。

彼と本当の恋人になりたいと願っているけれど、いい出すことはできません。

音が流れていくように、自然な成り行きに身を委ねることがBESTなのでしょう。

彼女は、切ない駆け引きをしています。

二人は恋人がいるのか結婚しているのか、という質問はしないはずです。

深入りしてはいけない恋。

だからこそ3行目の表現が切なく響きます。

本音をいえば、彼女は本当の恋人になりたいのです。

そんな切ない想いを胸に秘め、今夜は自分だけの彼になって欲しいとねがいます。

ずっと一緒にいたいといえない女心、強気で遊び慣れた女性の姿がうかがえます。

共感出来る歌詞が魅力

ブレーキをかける恋

不覚にも私は彼に本気になっちゃいそうな予感
予想外の展開 
10分前に出会ったばかり BUT
オシャレして来てよかった 
今日は楽しい時間を過ごしましょう
DJ音もっと上げて 
見知らぬ二人の距離を近付けて

出典: このままずっと朝まで/作詞:Miliyah 作曲:Anthony Kelly・Mark Wolfe・Steven Marsden・Wayne Passley

恋は予想できないものです。

遊びの恋のはずが、彼女は彼に本気になりかけています。

もし彼にすでにパートナーがいても、それでも彼を愛してしまいそう。

彼に本気になれば、自分が辛い思いをするはずです。

彼女は辛い恋愛になることを予期しています。

だからこそ深入りしないように、自分にブレーキをかけるのです。

歌詞の中では「今日」という限定の言葉を使用しています。

あくまでも朝までの関係でいる、そんな決意を感じる部分です。

前向きな恋愛

朝までの限定された恋ですが、悲壮感はありません。

それは彼女が前向きな恋をしているからです。

限られた時間を、目一杯楽しもうとしているのです。

先のない恋だとか、本気じゃない恋だとか……。

様々な悩みはあるけれどオシャレもしてきたし、まずは楽しもう!

彼女の前向きで、楽天的な考え方に共感出来る女性も多いようです。

女性は切り替えが早いといわれますが、歌詞の中の女性も割り切りが得意なのでしょう。

出逢ったばかりで、恋に落ちてもいいのです。

限られた時間を楽しもうという女性の強さを感じます。

ただの遊びじゃない片思い

(振り向いた時の横顔がもう素敵)
ゲームのようでゲームじゃない不思議な感覚
(ベース音のせいか私がドキドキしてるのか )
夜が明けるまであなたの傍にいたいよ

出典: このままずっと朝まで/作詞:Miliyah 作曲:Anthony Kelly・Mark Wolfe・Steven Marsden・Wayne Passley

彼女と彼の関係は一晩だけの恋愛ゲームです。

しかし、今夜の彼女の心はただのゲームとは割り切れなくなっています。

彼の魅力にはまり、抑えられない衝動が体をめぐるのです。

理性では遊びの恋だとわかっている彼女ですが、心はそう思っていない。

それがなんとも、心地悪いような落ち着かない感情を生んでいるのでしょう。

本気になりそうだけど、無理に心にブレーキをかけゲームだと自分に言い聞かせています。

複雑な自分の心は、とりあえず置いておきたいのです。

とにかく「今」は朝まで彼の側で楽しもう。

終わりがあるからこそ、今はとにかく一緒に過ごしたいと願う彼女の心が伝わってきます。

甘い時間を過ごす

ah To the left To the right
To the front To the back
Let's roll
ah baby touching you, touching me
Let's keep on touching all night long

出典: このままずっと朝まで/作詞:Miliyah 作曲:Anthony Kelly・Mark Wolfe・Steven Marsden・Wayne Passley

一晩だけの恋人たちは愛し合います。

右へ左へ、前へ後ろへ…。二人の心が揺れています。

そして3行目で「始めよう」と語りかけるのです。

長い前説は終わり、これから朝まで二人の甘い時間は続きます。

この後の歌詞は、偽物の恋人としてでもいいから今晩一緒にいたいと繰り返していくのです。

「このままずっと朝まで」のメッセージ性

限られた時間を楽しむ