この彼は不器用なよう。

上手に言葉を操って、女の子が喜びそうなことも言えないし、自分の気持ちをうまく表せないでいるようです。

それとも、何かを言っても”君”は笑ってやり過ごしてしまうんでしょうか。

凄く近くにいるのに、心はつかみきれないものがあるようです。

そして、やはり聞いてしまいます。抱いていいのか、好きになってもいいのか。

自分が主体的になって動くのではなく、あくまでも”君”に決断を委ねています。

成り行きを全て、”君”の思うままに。

 Fmaj7G7Em7  Am Fmaj7  G7 Em7Am
ああ 時は音をたてずに ふたりつつんで流れてゆく
 Fmaj7G7   Em7  Am Fmaj7  G7 
ああ そうだね すこし寒いね 今日はありがとう
Em7  E7
明日会えるね

出典: Yes-No/作詞:小田和正 作曲:小田和正

明日、会う約束を取り付けている様子から、”君”とはうまくいったことが察せられます。

二人で過ごす、優しい時間が流れているようですね。

Fmaj7 G7   Em7  Am  Fmaj7
何もきかないで 何も なにも見ないで
Fmaj7 G7     Em7   Am
君を哀しませるもの 何も なにも見ないで
Fmaj7  G7   Em7  Am
君を抱いていいの 心は今 何処にあるの
Fmaj7  G7   Em7  Am
君を抱いていいの 好きになってもいいの

出典: Yes-No/作詞:小田和正 作曲:小田和正

”君”を煩わすものは見ないで、きかないでといいますが、彼女がそういう思いをしないように自分が包み込む、とか、守る、という言葉はありません。

全てが疑問形、”君”に判断を迫っています。

彼が”君”を好きなことは疑いようがないですが、少し男のずるさも感じられる部分がありますね。

何かあっても、「選んだのは君」というように、自分には責任がないように逃げ道を残している、そういう一面も見え隠れしているように思います。

オフコースの不思議な魅力を感じる名曲

【Yes-No/オフコース】「君を抱いていいの」って?!攻めた歌詞の意味で話題に!コード譜も掲載の画像

大胆な歌詞に度肝を抜かれたのではないでしょうか。

今でさえちょっとドキッとするくらいですから、この曲がリリースされた当時は、もっと衝撃的だったのではと思います。

それでも、全くこの歌詞を嫌味なくさらっと聞かせてしまう曲調、そしてその声には脱帽。

濃い歌詞なのに、爽やかなイメージのほうが勝つというのが、オフコースならではの不思議な魅力といえるのでしょう。

時代を超えて愛される名曲。改めてそのすごさを実感してしまいました。

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