今自分が存在しているこの場所は誰かに決められたものじゃない。
この場所に居ることを自分が選んだだけなのだと知っているのです。
自分の存在を他人任せにせず前を向く”僕”は強い存在なのだと感じさせられます。
地を這ってここに居たい 這い上がらなきゃ 誰が笑っても
出典: 女神/作詞:雫 作曲:雫
誰かに選ばされたのではなく、自分の意志でここに居ることを選んだ”僕”。
何があっても、誰に笑われても這い上がってやると強い気持ちを持って生きています。
”君”への憧れは前向きな方向へと”僕”を突き動かしているのです。
女神には届かない”僕”
散々目で追って絶対届きやしないな
出典: 女神/作詞:雫 作曲:雫
どんなに憧れていても”君”には届かない。
それも、絶対に。
”僕”は天才的な”君”をそれほどまでに尊い存在であると認識しているのです。
僕のことを置いて輝いている
出典: 女神/作詞:雫 作曲:雫
”君”は誰にすがることもなく自ら輝いている。
強い憧れを抱く”僕”のことをも気にすることすらないのです。
天才である”君”の存在は、”僕”のはるか遠くにいることが描かれています。
僕の正体
一体全体僕は誰だ 神様は知りやしない
出典: 女神/作詞:雫 作曲:雫
”僕”は自分が何者なのかと考えているのですが、その答えは神すらも知らないというのです。
では、誰が知っているのか。
それは、自分自身なのではないでしょうか。
誰でもない自分こそが、自分が何者であるかを知っている唯一の存在なのです。
しかし、”僕”はまだ自分の正体がわからず苦しみます。
燃え尽きたい 止まりはしない
出典: 女神/作詞:雫 作曲:雫
サビも終わりに近づき、”僕”の強い想いが再度描かれます。
燃え尽きるほど努力をしてでも止まりたくないという”僕”。
何かになるため、自分を何者かにするために、全力を注いでいるのです。
例え君が僕を殺しても
出典: 女神/作詞:雫 作曲:雫
”君”という存在に憧れすぎる故、その気持ちに自分が押しつぶされてしまうかもしれない。
それでもいいから突き進みたいという強い気持ちを”僕”は持っているのです。
同時に、”君”になら殺されてもいいと思えるほど、女神である彼女に対しての気持ちが強いこともわかります。
何かになりたい人へ
凡才である”僕”が、天才である”君”と自分を比べながらも何者かになるためにもがく様子が描かれているこの曲。
”君”という天才的な存在を追いかけることで、自分を鼓舞していたのです。
結果、この主人公が何かになれたかはわかりません。
しかし、何かになろうと強い気持ちを持って前に進む”僕”は、きっとその何かを掴むのではないでしょうか。
”僕”と同じように、自分が何者でもないありきたりな存在であることに嘆いている人はたくさんいると思います。
ポルカドットスティングレイは、そういった人たちに向けてのメッセージを綴っているのかもしれません。