生と死の狭間で揺れ動く人生の「罰ゲーム」

大嫌い 君が嫌い
ボクが嫌い みんな嫌い
死にたくない 生きていたくもない
この全てが罰ゲーム
もう許してよ

出典: 罰ゲーム/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

そして先ほどの「生きるのが辛い」「命を絶ってしまいたい」の続きです。

他人や自分を嫌うことが望みではない。

理想と現実の差異に苦しんでいるだけで本当は「死にたくない」。

でも辛いから「生きていたくもない」。

「生きるか消えるか」二つの選択肢の狭間で揺れ動き生きている人生はまさに「罰ゲーム」ですね。

そして最も望んでいるのは苦しい現状からの解放なのでしょう。

最後に「もう許してよ」と言い放って曲は終わります。

最後に

出口の見えない痛烈なラストを迎える「罰ゲーム」。

まさに「陰」を象徴した楽曲でしたね。

心にモヤモヤとした疑問を抱えている人には特に、代弁するかのような歌詞が刺さるのではないでしょうか。

この痛烈な世界観はまふまふの歌唱があってこそ完成しています。

回想シーンと感情の高ぶりを繰り返す構成に対し、まふまふ自身も理性と感情のスイッチを切り替えるように歌っていますね。

突き抜けるハイトーンの効果で、ダークな歌詞に関わらず後味を良くしています。

この楽曲を通して思う事

【罰ゲーム/まふまふ】ボクの○○は罰ゲームなのか?歌詞の意味を解釈!MVはYouTubeで公開中の画像

ネガティブな感情は時に「良くないもの」として避けられる傾向にありませんか?

しかし、苦痛を感じている自分に蓋をしてしまうのは正解とは言えない気がします。

これはあくまで筆者の見解です。

こういった楽曲を通して自分の中のネガティブな感情を肯定することも大切なんだと思います。

陰と陽は表裏一体。

光りがあれば影があり、昼があれば夜が訪れるのと同じです。

強い陰の感情には強い陽の感情が眠っているはず。

ネガティブはポジティブな要素に気づくきっかけになり、大切な役割を担っているのだと思います。

オススメの楽曲を紹介

まふまふ歌い手としての活動も魅力に溢れています。

まふまふ色に染め上げつつも、もともとの楽曲のメッセージを色濃く感じられるのが素敵なところ。

「生きる」ことについてストレートに描いた楽曲です。

今話題のロックバンド神様、僕は気づいてしまった」はまふまふがボーカルを務めているといわれています。

ダークで問題提起をする世界観は、今回の楽曲に近い価値観を感じられ、オススメです。

デビュー曲でありながらドラマ主題歌にも大抜擢された「神様、僕は気付いてしまった」の「CQCQ」。謎多きバンドの情報も交えながら紹介せて頂きます。CQCQとはどういう意味なのでしょうか?

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