HEROES

新たな決意を歌う前向きなロックソング

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アニメ「僕のヒーローアカデミア」のエンディングテーマになった曲です。王道の少年漫画のテーマ曲らしい、疾走感のある邦ロックソングですね。キャッチーで爽やかな曲調がアニメの世界観にもぴったり合っています。

この曲は彼らBrian The Sunのメジャーデビュー曲でもあり、これから先に待っている未来を見据えたような歌詞が歌われています。

冴えない僕と僕を囲む世界で 描いても掴んでもまだ遠くて

何を捨てればそこに辿(たど)り着ける

何度も何度も叫んでみても 僕は僕でしかないから

架空(ユメ)であろうと現実だろうと きっと超えて行ける

出典: HEROS/作詞:森良太 作曲:森良太

歌詞からは、長いインディーズ時代の活動の中でたくさんのことを考え、悩み、時には何かを犠牲にしながら行動してきたであろう彼らの覚悟や決意が見てとれます。そしてこれからも続く将来を「きっと超えて行ける」と力強くとらえています。

メジャーデビューにふさわしい、メッセージ性の強い曲です。

パトスとエートス

Brian The Sunの持ち味が溢れるビターなロック

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先ほどの「HEROES」に続いてリリースされたメジャー1stアルバム「パトスとエートス」の表題曲です。前作から一転して、色気のあるコード感やリズムが特徴のお洒落な曲です。

活動初期から独特の艶のある世界観がbrian the sunの魅力として語られていました。「HEROES」で王道の邦楽ロックもできることを見せた一方で、こちらでは彼らの昔からの持ち味の色気を存分に発揮しています。

体を揺らされるリズムの中で縦横無尽に動き回るベースラインがもう最高にセクシーです。そこに乗る韻を踏んで重なるリズミカルなボーカルの絡みもたまりません。その裏で自由に歌うリードギターも合わさって、邦ロックの中にあって邦楽離れしたお洒落なセンスを垣間見せています。

Sister

自在なリズムの中で青春の情景が浮かぶ

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当時20代前半とは思えないクオリティの高さに驚かされる曲です。自在に変化を見せるリズムとメロディの調和の高さが聴いていて気持ちいいです。

特に、疾走感のある8ビートからBメロで一転して軽快に跳ねるリズム隊とそこに合わせて盛り上がりを掛けてくるボーカルの絡みが個人的に一番の聴きどころです。

思春期の恋を歌う歌詞ですが、普遍的な王道のテーマも彼らにかかれば詩的で大人びた色に彩られています。高い演奏力・表現力を見せるサウンドもそんな世界観に説得力を持たせています。

ドラマ仕立ての不思議なPVも面白いです。謎のお姉さん集団にBrian The Sunの面々がが攫われていく様はシュールで、普段のかっこいいメンバーたちとのギャップで笑ってしまいます。

彼女はゼロフィリア

サウンドの中に鋭い緊張感が走る