【少年であれ/高橋優】抱えきれない痛みは抱えなくて別にいい…心に染みる歌詞の意味を解釈！MVあり

高橋優さんは、秋田生まれのシンガーソングライターです。2010年に「素晴らしき日常」でメジャーデビューを果たしていますよ。

東京メトロのCMソングに使われた「福笑い」は、メジャーデビュー前から話題になり、高橋優さんの名前を広めるきっかけにもなりました。

高橋優さんはお父さんが民謡歌手ということもあり、子供の頃から歌は身近なものだったようです。あの歌唱力もお父さん譲りなのかも知れませんね。

優さんが歌詞を書き始めたのは中学生頃のようで、ギターを覚えたことで、自分の思いを歌詞として書き出せるようになったそうです。

シンガーソングライター・高橋優の原型がここで生まれたわけですね。

優さんは秋田出身ですが、札幌の大学に通っていたため、大学時代は札幌の狸小路商店街で路上ライブをしていました。

路上時代の話は自身のラジオでもたまにお話されていますが、「白米の歌」という楽曲にも、この時代のエピソードが歌われていますよ。

2007年にスカウトされるまで、第二の故郷とも言える札幌で地道な音楽活動を続けていたわけですね。

「少年であれ」は、CDではなく配信限定シングルとして、2011年4月にリリースされました。

アルバムとしては、その年の11月にリリースされた「リアルタイム・シンガーソングライター」に収録されています。

「少年であれ」は、なんと言っても歌詞の内容が素晴らしいです。心に寄り添う歌詞は、傷付いた人にそっと寄り添い、力を与えてくれます。

一人で悩んでいる人や、自分に自信をなくしてしまった人に聞いてほしい曲です。では、さっそく歌詞の内容をご紹介しましょう。

歌い出しの歌詞から、ずっしりと心に刺さる歌詞です。イジメなのか、心ない誹謗中傷なのか分かりませんが、生きていく上で理不尽に傷つけられてしまうことはありますよね。

「心を休めることすら許してもらえなかったんだな」と、そっと心に呼び掛けるような歌詞が、傷付いた心を癒やし、肩の力を抜いてくれます。

「楽しいことだけを選べ」というのは決して無責任な言葉ではなく、自分のために生きていいんだ、人の言葉なんて気にするな、というエールのように聞こえます。

ついつい痛みや悲しみに耐えて、傷付いてしまう人はいます。そんな人に優さんは、無理に傷付く必要なんてないんだと、力強く呼び掛けているようです。

優しい人ほど傷付き、痛み付けられてしまう世の中の理不尽さに、優さんならではのアプローチで戦いを挑んだような歌詞ですね。

束の間の流行などに乗っからなくても、自分が楽しければいいじゃないか。もっと気楽に行こうぜ、という優さんからのメッセージでしょうか。

「面白そうな方を選べ」とは、人の目や流行ではなく、自分の感覚で、自分が楽しいと思うことを楽しめばいいということです。素敵な歌詞ですね。

悩みを抱え込まなくていい、分からないことは分からないままでもいい。力まず、かっこつけずに行こうぜ、というメッセージが込められたような歌詞です。

なぜ生まれてきたのか、ふとした瞬間に考えてしまうことがあります。

中には、自分に価値を見出せず、生きる意味を見失ってしまう人もいるでしょう。しかし優さんは、生きる意味は後付でもいいと言ってくれたのです。

誰かのために傷付いたり、悩んだりする必要なんてない。それよりも、誰より自由になれ、好きなことをしろ、と歌っているところが優さんらしいですね。