とある恋の物語

主人公は誰?

Game over 理性も全部奪って
愛に脳内まで取り憑かれ
駆け巡るその声のせいで
トラブるココロがメーデー
惹かれるリスキーなほど魅惑のRed rose

出典: Beautiful(Japanese ver.)/作詞:GALACTIKA(Kang Jung Hoon),Joojeon,I.M 日本語詞:ZERO(YVES&ADAMS) 作曲:ALACTIKA(Kang Jung Hoon,Lee Ji Hye)

主人公は男性でしょうか。

というのも引用部分の最後で、愛しい相手のことを「赤い薔薇」に例えているから。

薔薇、それも赤い薔薇というと、どことなくセクシーで、相手を誘惑する美女を想像してしまいます。

というわけで今回の解説では、主人公を「男性」主人公が想う相手を「女性」を仮定して進めていきますね。

結果は一目瞭然!?な恋のゲーム

さて、改めて歌詞を順に追っていきましょう。

冒頭からすでにゲームが終了しているようですが、これは一体どういうことでしょうか…?

歌詞を続けてみていくと、どうやらこのゲームが「恋の駆け引き」ではないかと推察できます。

しかしゲームが始まった途端、主人公は相手の魅力で完全ノックアウト!

まさに不戦敗といったところでしょうか。

そして後半に登場する「リスキー」という単語。

この女性との恋の駆け引きが、一筋縄ではいかないであろうことが容易に想像できます。

主人公はそんな危険が溢れていることも重々承知。

それでも気持ちを止められない…相手に惹かれ続ける様子が感じられますね。

それほどまでに主人公を魅了するなんて、一体どんな女性なのでしょうか…。

薔薇はどんな女性?

どんなところも愛せる薔薇

世界中で一番赤い薔薇 血のように
今なら愛せるその棘さえも
Oh 手遅れだ もう俺は中毒
Cuz I think about you err-day
危険な運命も抱き寄せる

出典: Beautiful(Japanese ver.)/作詞:GALACTIKA(Kang Jung Hoon),Joojeon,I.M 日本語詞:ZERO(YVES&ADAMS) 作曲:ALACTIKA(Kang Jung Hoon,Lee Ji Hye)

引き続き女性について描かれています。…が、どうにも掴みどころがありませんね。

世界中に様々な色の薔薇があるように、世界中にはたくさんの女性がいます。

その中には非の打ち所がないほど美しい完璧な女性だっているでしょう。

しかし主人公にとって、それらの女性は「普通の赤い薔薇」でしかありません。

数ある赤い薔薇、つまり多くの女性の中で、唯一彼女だけが色鮮やかに輝いて見えるのです。

他にも赤い薔薇はたくさんあるはずなのに、その中でも特に真っ赤な薔薇。

赤というより、もはや深紅なのかもしれません。惹きつけられる、美しい色彩を放っています。

また薔薇はその美しさと裏腹に、触れるものを容赦なく傷つける鋭い棘を備えています。

まさに恋愛と同じ。見かけに惹かれて不用意に近づくと怪我をする。

そんな危険さを備えた女性なのでしょう。

まさに前半の歌詞に登場した「リスキー」という言葉がぴったりですね。

しかし主人公は完全に恋に溺れています。

いつ棘が刺さるかわからない。いつ棘で怪我をするかわからない。

そんなスリル満点、危険な雰囲気でさえ、恋愛のドキドキとともに楽しんでいるのでしょう。

愛があれば痛みさえ気にならない

指が触れ合う一瞬だけで 心が燃え上がるよ
Every day, every night, I can feel you

出典: Beautiful(Japanese ver.)/作詞:GALACTIKA(Kang Jung Hoon),Joojeon,I.M 日本語詞:ZERO(YVES&ADAMS) 作曲:ALACTIKA(Kang Jung Hoon,Lee Ji Hye)

さあ、主人公の恋心はとどまるところを知りません。

これまでは相手の女性を見ているだけだったのに、なんとここではその女性に触れているのです。

指先に感触さえ残らないような、ごくわずかな時間

それでも主人公にとっては、さらに相手への想いを募らせるに充分だったのかもしれませんね。

ここまで盲目だと、もう何も感じないほどでしょう。

もしこの一瞬の触れ合いで、薔薇の棘が刺さっていたのだとしたら…?

きっとその痛みさえ、恋のドキドキだと勘違いしてしまったかもしれません。

はたまた、指から流れ落ちる血の色でさえ、赤い薔薇と同じ色だと心躍らせてしまったかも…。

なんにせよ、主人公はこれほどまでに恋に溺れてしまっているのです。

恋は盲目…

美しい君の愛の棘が刺すよ
奪い去りたい 狂おしいほど愛おしいよ
So beautiful, so beautiful
今、僕のすべてを捧げても
Too beautiful to handle

出典: Beautiful(Japanese ver.)/作詞:GALACTIKA(Kang Jung Hoon),Joojeon,I.M 日本語詞:ZERO(YVES&ADAMS) 作曲:ALACTIKA(Kang Jung Hoon,Lee Ji Hye)