風に吹かれ 嫌な予感がした
余計に伝う思いを焦がして
派手に あー 僕は遠回りしたり
行ったり来たり、、、、はあ、、、
出典: こんなのおかしくない?/作詞:さかしたひかる 作曲:さかしたひかる
前の歌詞に出てきた「決して知られたくない様な知られてみたいような」激情とはどうやら、恋心のことだったのかなと解釈できるのが次の部分です。
「風に吹かれ」る様に人に煽られて、その感情を伝えてしまった結果、「嫌な予感がした」通り、振られてしまったのでしょう。
伝えなくていい感情まで「余計に」伝わってしまって、やっと近づいた距離はまた後戻り、「遠回り」をしていつも目的地にたどり着けない様な自分にため息をついている様な歌詞。
自分とは違う人たちを「ふてぶてしい」なんて言いながら、自分の不器用さから、そうあれたらと少し感じているのですね。
「こんなのおかしくない?」と世間に投げかけた疑問はやがて自分へ
こんなのおかしくない? 煮え出す体温
こんなに葛藤は 消えてしまうよ
そんなのらしくない 逃げやしないよ
どうなるかとかは 知りやしないよ
こんなのおかしくない?
そんなにおかしくない?
出典: こんなのおかしくない?/作詞:さかしたひかる 作曲:さかしたひかる
「こんなのおかしくない?」と世間に対して疑問を投げかけていたはずが、いつの間にか「体温」が「煮え出す」様な熱すぎる「葛藤」を抱いている。
その一方でそういった思いはあっという間に消え、気づけば別のことを考えている自分の存在に疑問を感じ始めるのでした。
そんな自分は、自分「らしくない」。
「すがっていた」はずのものが揺らぎ始めた結果、この先のことがわからなくても逃げたくても人生から逃げたりなんかしないのだbら一度落ち着こうと軌道修正をしているのでしょう。
そして、「こんなのおかしくない?」と問いかけて、自分も世間の、普段別の人種だと思っていた人間たちとあまり変わらないと気づいてしまって、「そんなにおかしくない?」と言い直すのです。
「そんなに」変わらないと気づいてしまったのですね。
社会の価値観や、個人が自分らしさとして扱えるアイデンティティーについて問題提起する様な歌詞でしたが、みなさんはどう感じましたか?
おわりに
ドミコの「こんなのおかしくない?」を紹介しましたが、いかがでしたか?
この一曲だけでもドミコの凄さは十分に伝わってくると思うのですが、収録アルバムの『hey hey , my my?』も、とにかく素晴らしいアルバムなので、ぜひ聴いてみてくださいね。
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