アルバム・タイトルは『We love Tank-top』“ウィ・ラブ・タンクトップ”
ガールズバンドでも、テクノポップバンドでもない
まず、バンド名がふざけていますよね。「ヤバイTシャツ屋さん」ですよ。これバンド名ですか?その上、今回紹介する「あつまれ!パーティーピーポー」が収録されているアルバム・タイトルが『We love Tank-top』“ウィ・ラブ・タンクトップ”ですから。
「Tシャツじゃないんかい!」って怒声が聞こえてきそうです。
公式のプロフィールも「3人組ガールズテクノポップユニット」とありますが、ガールズってベースの“しばたありぼぼさん”だけだし、テクノポップユニットじゃないし、「50代女性をターゲット」って?どこに向かっているバンドなんでしょうか。
でもいいんです。曲がよくて面白いので。
※ちなみにメンバーは、こやまたくや(ボーカル/ギター)、しばたありぼぼ(ボーカル/ベース)、もりもりもと(ドラムス/コーラス)の3人です。
何をやっているんだか感、満載
いろんなアーティストも「ヤバT症候群」発症
デビューから今までの軌跡もめまぐるしいですね。2012年5月に結成したものの翌月には活動休止、2013年10月に活動再開、翌月には活動休止と何をやっているんだか感、満載です。
2014年7月に活動を再開した後は、サマーソニックなどのフェスにも出演し、2015年11月に大阪の音楽コンテスト「eo Music Try 2016」でグランプリを受賞してからはトントン拍子(?)で、2016年にはユニバーサル・ミュージックからメジャーデビューします。
その後は、ヤバT症候群を多数発症させて、ピエール中野(凛として時雨/ドラム)さんや生田斗真さんなど、いろいろなアーティストや芸能人から熱い視線を集めています。
どこかで聴いたことがある「えっびっばーっでぃっ!」
この歌詞大丈夫?
バンドのプロフィールはこれくらいにして、「あつまれ!パーティーピーポー」にいきましょうか。この曲は、アルバム『We love Tank-top』に収録されてる曲ですが、MVが話題を呼び、シングルカット状態の人気の曲です。
突如「しゃっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!」、「えっびっばーっでぃっ!」で始まる、威勢の良さにイイじゃんと思っていましたが、これどこかで聴いたことがあると。
そう、米国カリフォルニアのテクノポップ・デュオ「LMFAO(エルエムエフエーオー)」の「Shots」だよね、と。
まんまです。そのまんまです。ここだけは。
メロに入るとそこからは「ヤバイTシャツ屋さん」なんですが、イントロの威勢がもう圧倒的で、メロがどんな旋律かすぐに思い出せないくらいです。でもこの歌詞大丈夫?と皆さん思われるのではないでしょうか?
LMFAOから一緒に日本でツアーしたいという話も
踊れないダンスミュージック
安心してください。大丈夫です。
この曲を『We love Tank-top』に収録する際にLMFAOから許諾を得たそうで、アルバムには原曲の作者のクレジットが併記されています。その上、LMFAOのメンバーRedfooからは「日本で一緒にツアーを周りたい」といったコメントも動画でアップされています。
まっLMFAOにしても、これだけうまくパロられれば面白がるほかにはないでしょう。
歌詞は?と聴き込むと、「ダンスダンス」って歌ってますがこの曲、踊れません。「Dancing to the EDM」って歌ってますが、「EDM」のかけらもありません。まぁ、日本ではアイドルの曲でも平気で「EDM」って言っているぐらいですから、「あつまれ!パーティーピーポー」もそうだと言われればそうかも........
いや、やっぱり「ダンス・ミュージック」じゃないですね。