奥華子の「魔法の人」とは?
「魔法の人」は奥華子の2006年1月18日に発売された2ndシングルです。
1stアルバム『やさしい花の咲く場所』に収録された他、ベストアルバムである『奥華子BEST -My Letters-』にも収録されました。
そして、シングルの「魔法の人」には特別なバージョンも収録されているんです。
まずはCD情報から見てみましょう。
2ndシングル「魔法の人」では、心に染みると話題のライブ気分が楽しめる...?!
1.魔法の人
2.白い足跡
3.魔法の人(ピアノ弾き語り)
出典: 魔法の人/奥華子
上記が「魔法の人」の収録曲です。
カップリング曲「白い足跡」に加え、このシングルには「魔法の人」の弾き語りバージョンが収録されているんです。
奥華子さんといえば、弾き語りでのライブが感動的で心に染みますよね。
ぜひ、弾き語りバージョンも聴いて欲しいです。
では、そんな「魔法の人」の歌詞には一体どんな意味が込められているのでしょうか。
次は歌詞の意味を徹底解釈していきます!
奥華子「魔法の人」の歌詞の意味を解説!
「魔法の人」と聞いて皆さんは何を想像しますか?
「魔法の人」って...魔法使いのこと?という感じですよね。
もちろんシンプルな言葉で圧倒的に心を掴んでいく恋愛ソングを生み出してきた奥華子さん。
今回も究極の恋愛ソングになっているので、歌詞解釈、ぜひ最後までお付き合いください。
「魔法の人」というタイトルに込められた意味にも迫りますよ!
そのままの自分を認めてくれる「あなた」が現れたことで、世界は変わり始めた
泣き虫でもわがままでも
そのままがいいと言ってくれた
あなたに会う前はずっと
色のない空を見ていたの
魔法の星屑を手にして
あたしに振りかざしてくれたね
出典: 魔法の人/作詞:奥華子 作曲:奥華子
この曲の主役は青い空でさえ色がないと感じるような灰色の日々を過ごしていた「あたし」がこの曲の主人公です。
そんな「あたし」にとって「あなた」は魔法のようにそんな日々を変えてくれた人だったから、「魔法の人」なのですね。
泣き虫でもわがままでも、そのままの自分を愛してくれた「あなた」。
星屑を振りかけられて、あっという間に世界が変わったみたいに、「あたし」の世界は変わっていったのでした。
「魔法」というと、もっとファンタジックなものを想像した人も多いかもしれませんね。
しかし、出口のない辛い日々を一変させてくれるような人ととの出会いがあったとしたら...それは魔法のように奇跡的なことですね。
人の心の闇や光にスポットライトを当てた歌詞で共感を呼んできた奥華子らしい優しさ溢れる歌詞。
続きも見ていきましょう。
今は好きな人が好きな自分だから...嫌いだった自分を好きになれた
あなたを好きになって あたしを好きになれた
出会えたこの奇跡がすべてを変えてゆく
言葉に出来なくても 心で分かり合える
抱きしめてるこの手を 離さないでいてね
出典: 魔法の人/作詞:奥華子 作曲:奥華子
自分のことが嫌いだった「あたし」は「あなた」を好きになることで自分のことも好きになれた。
ずっと嫌いだった自分を好きになれるだなんて思っていなかったのでしょう。
このことも、「あたし」にとって魔法のような奇跡の一つですよね。
好きな人が好きだといってくれるから、自分のことも好きになれた。
なかなか自分を大切にできなかった人が恋愛で大きく変わっていくことは歌詞の中の世界だけではないでしょう。
時に恋愛は自分や相手、周りの人さえ巻き込んで、傷つけてしまうこともありますが、それでも恋愛をするのはそういった側面もあるからかもしれませんね。
心から愛することができる人、言葉にしなくても分かり合える相手に出会えること。
それこそ奇跡のような確率かもしれませんが、そんな魔法に導かれたような出会いに「あたし」は心から感謝しているのでした。
しかし、好きになればなるほど、うまくいかないことが出てくることもあるのが恋愛ですよね。
そんな一面が描かれるのが次の歌詞です。
魔法だから...解けてしまわないかと不安になって
あなたのこと思うほどに
困らせたり傷つけてしまう
幸せだと感じるたび 臆病になっていたのかな
涙枯れて眠るあたしに
魔法の雨を降らせてくれたね
出典: 魔法の人/作詞:奥華子 作曲:奥華子