キュウソネコカミ「越えていけ」とは?
「越えていけ」は2018年4月25日に発売のキュウソネコカミの5作目のシングル『越えていけ/The band』の収録曲です。
NHK・Eテレで毎週土曜の午後5時35分から放送中の「メジャーセカンド」のオープニング曲としても話題の本作。
想像で壮絶!?クッキングバトル収録の初回限定盤にも注目!
1. 越えていけ〔NHK Eテレ アニメ「メジャーセカンド」オープニングテーマ〕
2. MUKI不MUKI
3. The band
出典: 越えていけ/The band/キュウソネコカミ
『越えていけ/The band』の収録曲は以上の3曲で、上の動画は「The band」のMVです。
観客と至近距離でライブを繰り広げる様子など、ライブの一体感や高揚感に溢れた映像で、「越えていけ」と同様期待値の高い一曲ですね。
また、初回限定盤にはDVDが付属で名前からは想像もできない料理を推測で作り、一番近いものを競う「名前で推測!イマジン クッキング!」が収録。
キュウソの対決企画はファンの間では鉄板。
発売が待ち遠しいですね。
メンバーの学生服やサラリーマン姿にも注目!「越えていけ」のMVをチェック!
努力が報われるとは限らない厳しい現実にぶつかり、焦りや悔しさなど学生の葛藤を描く最初のパート。
勉強に打ち込んでいる姿や、部活に打ち込んでいる姿など、様々なタイプの生徒が描かれていますね。
ハードルはそれぞれが自分なりのスピードで自分の課題や障害を越えていく姿の比喩でしょう。
そして、全力で打ち込んだ先に、社会人のパートがあります。
学生時代に懸命に頑張った先にある社会人生活もやっぱり日々は大変で、かっこ悪くても必死で駆け抜けていく姿が描かれています。
キュウソのメンバーがバンドになっていなかったら...という感じの設定なのでしょうか。
サラリーマン、研究員、漫画家、ラーメン屋、教員(背景の理事室・会議室と書かれたプレートから推測)とそれぞれのコスチュームが似合っていますね。
しかし、そうはならず、今ここでバンドをやっている、そんな姿が描かれています。
そんな流れを経て、最後はアニメにちなんで野球をするシーン。
ドアを開けると設定が変わっていくのは、パラレルワールド的な設定なのかもしれませんね。
バンドではなく、チームメイトとなった5人はどんなプレーをするのか...?!
続きも見ていきましょう!
キュウソネコカミの4人が野球選手に?!結末はいかに...!?
ピッチャーのヤマサキセイヤが投げた球は、バッターに力強く打ち返され、超特大の場外ホームランに!
しかし、諦めない5人は、球場の外に出て、協力プレーでボールをキャッチするのでした。
望遠鏡を持った審判も頷く姿から、打者を抑えることができたのかと思いきや、場外ホームランを場外でキャッチしたところでアウトにはなりません。
結局その1点は入ったのでした。
しかし、大喜びのメンバーの姿は滑稽というよりは清々しくて気持ちがいいですね。
努力は望んだ形で報われることはもしかしたらないかもしれない。
報われるにしても時間がかかるかもしれない。
小さなきっかけで自分が選んだ進路によって良い方にも悪い方にも大きく未来は変わるかもしれない。
それでも、仲間とともに全力でやったことに無駄なんてきっとない。
そんなメッセージが読み取れるMVでした。
「越えていけ」の歌詞の意味に迫る!
MVからもこの曲のメッセージを読み取ることができましたが、ここからは実際に歌詞を見ながら、より「越えていけ」の魅力に迫りたいと思います。
歌詞をピックアップして解釈していきますので、最後までお見逃しなく!
現実にぶつかって気づいたこと
気付いちまった自分は 特別では無い
普通の人間ってことに 無敵と思っていた
知らないふりをしていたい 現実なんて見たく無い
それでも心の中では まだあいつに勝ちたい
やる気も努力も 一向に報われず
周りの成長に置いてかれそうで
出典: 越えていけ/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ
子供の頃は自分を特別な存在のように感じ、何でもできるような気持ちでいたし、何にでもなれると思っていましたよね。
それに、将来の夢は?と訊かれても、それがスーパーヒーローだったとしても、恥じることなんてなく、自分の夢を語っていたという人も多いのではないでしょうか。
しかし、成長するにつれて、視野が広がって、現実を知って、無理なことも、報われないこともたくさんあるとわかってしまう。
それに気づく時期は人それぞれだとは思いますが、ちょうど中学や高校時代に経験する人が多いですよね。
そんな夢と現実の狭間に直面してしまう、多感な時期を描いたのがこの部分の歌詞です。
例えば部活や受験で、自分の順位や偏差値などを突きつけられて、現実から目を逸らしたくなったり、どれだけ頑張っても追いつけない相手に出会ったり。
特に学生の頃は時間が長く感じるので、実際にはあと少し頑張ったら抜け出せる状況でも、上手くいかない時間は永遠のように感じてしまいますよね。
諦めてしまいそうになる心を描いた歌詞に共感できる人も多いのではないでしょうか。