関ジャニ∞「PUZZLE」
2009年発売のアルバム
「PUZZLE」は、2009年に発売された関ジャニ∞の3枚目のアルバムです。
表題曲の「パズル」、シングルとしてリリースされた「イッツ マイ ソウル」、「ワッハッハー」、「無責任ヒーロー」などが収録されています。
オリコン週間チャートでは見事1位を獲得、月間でも4位、年間で26位と大ヒットを記録しました。
シンガーソングライターの斉藤和義やTHE イナズマ戦隊の上中丈弥と久保裕行、カラーボトルの竹森マサユキなど多彩なアーティストが収録曲の作詞や作曲で参加しています。
2つのバージョンで発売
「PUZZLE」はCDのDisc2が同梱された通常盤と、DVDとジグソーパズルが付属の初回限定盤の2種類がリリースされました。
それぞれのバージョンでしか聴けない収録曲があり、ファンにとってはどちらも集めたいアイテムとなっています。
DVDにはメンバーが2人または3人ずつで歌を担当した「Glorious」「Kicyu」「YOU CAN SEE」の3曲が、CDのDisc2にはメンバー各自が1曲ずつを担当して歌った計7曲が収録されています。
表題曲「パズル」
斉藤和義が作詞・作曲
アルバムと同タイトルの表題曲「パズル」は、シンガーソングライターとして有名な斉藤和義による作詞・作曲の作品です。
関ジャニ∞のメンバー・錦戸亮が斉藤和義の大ファンだったことから、錦戸自身がお願いする形で楽曲提供が実現しました。
明るく元気な関ジャニ∞の曲とは一味ちがった、落ち着いたミドルテンポのサウンドと切ない歌詞が魅力の一曲です。
独特の歌詞やメロディラインのセンスに斉藤和義らしさが見られます。
「パズル」の歌詞を紐解く
懐かしさに浸る夜
眠れない夜はいつも 古いアルバムを開く
無邪気な顔で笑ってる ぼくらがいる
これは何年前だろう 堀江公園のサクラ
初めて喧嘩した夜も この場所だったな
出典: パズル/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
歌詞は、曲の主人公が眠れない夜にアルバムを眺める場面から始まります。
感傷的な気持ちになりやすい夜には、つい昔の楽しかった思い出に浸ってしまう人も多いのではないでしょうか?
歌詞に登場する堀江公園は、実際に関ジャニ∞のメンバー同士で喧嘩をした場所だそうです。
あの日から変わって
あの頃抱いていた夢
近づいてるの?遠ざかってるの?
さよなら 迷いなきあの日よ
いつの日かまた会えるよね
出典: パズル/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
過ぎていく日々の中では、かつてはっきりと抱いた夢の記憶も薄れていきます。
考えや行動に迷いやズレが生まれて、自分が夢に近づいているのか、むしろ遠ざかってしまっているのか分からなくなることもあるでしょう。
そんな今の自分と迷いなく前を目指していた昔の自分を見比べ、もう以前のように真っ直ぐ進むことはできなくなっていると実感する主人公。
昔の日々に別れを告げつつも「いつの日かまた会えるよね」とこぼした言葉には、できることなら以前の自分に戻りたいという気持ちがうかがえます。
君と買ったパズル
「東通りで3時頃」 待ち合わせはいつもそこ
電車は街をくぐり抜け 淀川越えて
両手を広げ堂々と そびえ立つ太陽の塔
記念に買ったあのパズル 昨日のようだね
出典: パズル/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義