「太陽の塔」が登場することから、歌詞の物語の舞台は大阪だと分かります。
関西出身である関ジャニ∞のメンバーたちも、実際に太陽の塔がそびえ立っている光景を見てきたのでしょうね。
楽しかった思い出は、つい昨日のことのようにいつまでも鮮明に記憶に残ります。
「昨日のようだね」という言葉に、そんな心情が表れていますね。
ずっと欠けているもの
なくしてしまったひとつのピース
探しているよ 手を借してくれ
さよなら 迷いなきあの日よ
いつの日かまた会いたいな
探してる 足りないピースを
ひとりじゃ とても無理だよ
出典: パズル/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
この曲の歌詞は、斉藤和義が関ジャニ∞のメンバーからそれまでの歩みを実際に聞き、それをもとに書かれたものです。
そんな歌詞の中で歌われる「なくしてしまったひとつのピース」とは、不祥事から脱退した元メンバーのことを指しているのではないかとファンの間では噂されました。
かつての仲間が全員は揃っていない今、その空白を埋めることは容易ではないのでしょう。
夜にふと昔を振り返って、その頃から変わってしまった今を見て、どうしようもないことだと分かってはいるものの寂しさを感じてしまう様子が見られます。
一人この都会で
さよなら迷いなきあの日よ
いつの日かまた会いに行く
探してる足りないピースを
探してるこの東京で
眠れない夜はいつも
古いアルバムを開く
無邪気な顔で笑ってる
みんながいる
出典: パズル/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
何度も登場する「さよなら迷いなきあの日よ」というワードからは、昔を振り返って懐かしむ気持ちとともに、過去に別れを告げてこれからの未来を見つめる前向きな決意も感じられます。
そこには、迷いなく進めていた過去に別れを告げながらも、また真っ直ぐに夢に向かえるようになる日を目指していこうとする覚悟が表れています。
故郷である関西から遠く離れた東京の地で、毎日音楽活動・タレント活動に励む関ジャニ∞のメンバーたち。
昔とは違う今を受けとめ、その現実の中で前向きに生きていこうと努力を重ねているのでしょう。
最後にそっとアルバムを見つめ、かつてのみんなの笑顔を眺めている様子からは、切なさや懐かしさ、少しの寂しさなど色々な感情がうかがえますね。
まとめ
豪華アーティストからの提供曲が満載のアルバム「PUZZLE」。
通常盤、初回限定盤それぞれの特典も、メンバーそれぞれのユニット曲やソロ曲が聴ける充実した内容です。
そして表題曲「パズル」では、明るくてやんちゃないつもの関ジャニ∞とは違った、彼らの穏やかで切ない一面が垣間見えます。
斉藤和義の作った味わい深い歌詞やメロディが、メンバーたちの想いをひとつの世界観として形作っています。
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