帰り道 繁華街 ゲーセン 眩しい
君は悪い顔して走り出した
箱の中にいたのは前に好きだと言ったあいつだった
出典: 君とぬいぐるみ/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
焼肉屋でご飯を食べた後、繫華街を歩いて帰ろうとしているふたり。
そんな時、ふと通りがかったゲーセンを見て彼氏はすぐ店内へと走っていきました。
なんとゲーセンのUFOキャッチャー(=箱)の中に、主人公の好きなぬいぐるみの景品があったのです。
以前主人公がこのぬいぐるみが好きだと話していたことを、彼氏は思い出したのでしょう。
そして、今日は主人公の誕生日。
だから誕生日プレゼントとして渡すために景品を獲ることを思いついたのだと推測できます。
優しい彼氏と呆れる主人公
あのね なんで大事な約束とか
すぐに忘れるくせにどうでもいいことは覚えてんの?
出典: 君とぬいぐるみ/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
「大事な約束とかすぐに忘れる」といっているので、この彼氏はズボラな性格なのでしょう。
デートの約束とかを忘れたことも何度かあったのではないかと推測できます。
にも関わらず、彼女の好きなぬいぐるみはしっかり覚えていたのです。
ズボラな性格ではありますが、彼女を喜ばせたいという優しい気持ちを持っている彼氏なのでしょうね。
しかし、彼氏の行動を見た主人公はきっとこのように思ったのでしょう。
「お金使わせるの申し訳ないと思っているのに、なんで余計なこと思い出しちゃうんだろう」と。
UFOキャッチャーに熱中している彼氏
無駄金をつぎ込んで
ゲーセンのぬいぐるみ取るなら
普通に買ったほうがきっと安いよ
あんたバカねもうやめて帰りましょ帰りましょ もうだめ
後に引けなくなっちゃうよ ねぇ
出典: 君とぬいぐるみ/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
この部分の前半は先ほども登場したので、解説は割愛させていただきます。
UFOキャッチャーにハマっている彼氏に対して、ちょっぴり呆れている主人公。
「あんたバカね」という部分に主人公の冷めた気持ちが反映されていますね。
しかし、プレイ回数を重ねるほど彼氏はどんどん熱中していきます。
そりゃそうですよね。
すでにお金をかなり使ってしまったんですから。
ここまで来たら何が何でも景品をゲットしないと気が済みません。
「後に引けなくなっちゃうよ」とはそんな心理状態をのことをいっているのでしょう。
2番~ラストにかけての歌詞
本当は指輪が欲しいけど…
諦めが本当に悪いんだから
でもそこに救われることも多いな
ほら 両替してきたよ
遊ぶお金があるなら指輪ください
出典: 君とぬいぐるみ/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
結局ぬいぐるみが獲れるまで粘ることを選んだ彼氏。
「諦めが本当に悪い」といいつつも、主人公はそんな彼氏の性格が好きみたいです。
諦めが悪いという性格のおかげで大きな成功をよぶことだってありますしね。
なんだかんだいいながら結局彼氏に付き合ってあげる主人公。
両替したお金がUFOキャッチャーに消えていく様子を見て、本当は景品なんかより指輪が欲しいと思ったようです。
とはいえ、彼氏は彼女のためにここまで熱中しています。
その気持ちが伝わってくるからこそ、自分の本音はいえないのでしょうね。
彼氏を愛する気持ちだけは変わらない
もうね いいよ 趣味は 変わってくのに
あたしの中の君の気持ち変わらないの なんでかな
出典: 君とぬいぐるみ/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
ここの部分では、彼氏に対する主人公の恋心が描かれています。
きっとこの主人公は飽きっぽい性格なのでしょう。
だから「趣味は変わってく」といっているのだと推測できます。
でもそんな飽きっぽい主人公の中でずっと変わっていないものもあります。
それが彼氏のことを愛する気持ちなのです。
とうとう景品をゲットできた!
やばい ほらね 見てて もう取れるから
箱の中のあいつが悔しそうな顔して落ちた 落っこちた
出典: 君とぬいぐるみ/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
そうこうしているうちに、景品を落とす一歩手前までいきました。
散々お金を使っていたとしても、景品ゲットまであとわずかだと思うとテンションは上がるものです。
そして「悔しそうな顔して落ちた」といっているので、見事景品をゲットできたのでしょう。