鏡の前君はつぶやく
本当の顔って自分じゃ見れない
だけども僕は君の泣き顔も
君以上に知っているから
出典: SHE/作詞:micca 作曲:Yoshinori Ohashi
思いやりや気遣いがうれしい反面、ストレートに受け止められないことも多々あります。
相手の優しさを、つい疑ってしまうあなたへのアドバイスとなる歌詞ですね。
鏡に映る自分の顔は左右反転しています。
無意識のうちに嫌な所は見ていなかったり、逆にいつも自分の好みの角度で自分の顔を見ていると、真実の自分の顔は鏡に映りません。
身体の中でも1番大切にしている顔、そのホントの姿を見られないなんて、不公平と思ってしまいますよね。
でも他の人は自分のホントの顔を常に見ています。
あなたの涙も笑顔も、真っ直ぐに前から見つめる僕はあなたの本当の顔を知っています。
あなたの表情が表す心の中を知っているのは、あなたをいつも見ている目の前の僕しかいません。
真摯にあなたを見つめる時間は、僕の優しさが作り出します。
素直に受け取れば、表情にも柔らかさが増して、思いやりも心の奥に広がります。
ピアノだけではないギターも名手!
大橋トリオさんのイメージに、シルクハットでピアノの弾き語りがあります。
が、実は鍵盤だけではなく、ギター巧者でもあるんですね。
噂では三味線も弾けるようなので、ぜひ披露してほしいと思います。
ではコード譜のチェックに行きましょう。
G D♯dim Dm6
リメンバー君なしの 僕は僕でいられた かな
E7 Am7 Cm7 G
そ う気付いた から 今伝えた い
Cadd9 Gadd9 Dadd9 Em7
何故か 急に 怒 ってみた り
Cadd9 Gadd9 D D♯dim Em7
直に 忘 れてはし ゃぎ合っ たり
Cadd9 Gadd9 B7 Em7
人は 不思 議な生き 物ですね
E7 Am7 F7
大 あ くびの猫が 見てる
出典: SHE/作詞:micca 作曲:Yoshinori Ohashi
先ほども書きましたが、イントロはありません。“リメンバー”の“リ”を外したら、素直に謝って出直しましょう。
Cadd9の読み方は「シーアドナインス」Cから数えて9番目の音をadd(追加)します。
Cadd9はCからから数えて9番目はDなので(CDEFG→ABCD)Dの音を足すことで、気持ちの良い複雑音が奏でられます。
耳にも心にも響くこの後のコードは?
G Baug
そうさ僕ら初めて会った日 から
Dm E7 Am7
今日までの日 々を 今思い出 す
Cm6 G C F7 G
澄 みきった 空見 上げ ればリ メンバー
Baug Dm
君なしの 僕は僕でいられた かな
E7 Am7 Cm6 G C G B♭maj7
そ う気付いた から 今伝えた い 真っ直 ぐ
Am7 D7sus4
僕は 君だから
出典: SHE/作詞:micca 作曲:Yoshinori Ohashi
コード進行は決してやさしくありません。
プラス譜割がなかなか難敵ですね。大橋トリオさんがさりげなく歌う姿に脱帽です。
「G→C→G→B♭maj7」など細かくコードが変ります。
この進行を追うだけでも、大橋トリオ気分がプチに味わえそうです。
キメのワードの“僕は君だから”の始まりはAm7。言葉を柔らかく伝えることを可能にするコードです。
MVのテーマは自然体♪大橋トリオですから
イベントや非日常な日々が毎日続くわけではありません。
ルーティーンをこなし、淡々と繰り返す日々の連続が日常です。
でも今日が終わって明日が来る、その繰り返しで愛も育まれていくはず。
大橋トリオさんの声が編み出す「SHE」のMVには日常の愛がしっかりと詰まっています。
MVを見ながら思わずハミングをするメロディーに笑顔も生まれます。
花言葉は沈黙? 香りだけで分かるから??
振り返れば
どんな時も君は
僕の横でずっと
笑っていたよね澄んだ瞳で
ほら感じるラベンダー
悲しみより深い
温もり見つけたら
僕の暗闇さえ
虹色の雨溢れる
これがそう愛だ
出典: SHE/作詞:micca 作曲:Yoshinori Ohashi
香りに癒し効果があるラベンダーの花言葉は『沈黙』です。
黙っていても花がそこにあることを感じられ、香りは心を穏やかにしてくれます。
いつも笑顔でいてくれる君は“感じるラベンダー”です。
大橋トリオさんの声で見渡す限りのラベンダーが目に浮かびます。香りも感じちゃいますね。
悲しんでいる僕の側にラベンダーのような君がいつもいてくれます。
そのおかげで強い雨が止んで、空に虹が描かれる瞬間のような愛が手にできました。
キーワードをもう一度
リメンバー
君なしの僕は僕でいられたかな
そう気付いたから
今伝えたい
僕は君だから
出典: SHE/作詞:micca 作曲:Yoshinori Ohashi
最後に歌われるのはやはり“僕は君だから”ですね。
君の存在が無かったら、この後の時間は再び暗闇が訪れるかもしれません。
例え暗闇が訪れても、君の存在は抜け出す勇気を与えてくれました。
僕の今日そして明日も未来も、一緒に過ごしていくことを願う言葉を、最後に君に渡します。
忘れることの無い言葉は、心を温める贈り物として届きました。