霞む眼に映る 美しい春の木を
透ける手になぞる 雨すらも優しくてさ
明け方に瞬く星のようだった君は
麗らかな春風に揺られている 今なら忘れるエンドロールを

出典: 忘れじの映画/作詞:Aru 作曲:Aru

1番と変化しているのは、エンドロールの前の歌詞です。

「思い出す」から「忘れる」へと変化していることが分かります。

これが意味しているのは、他でもなく主人公の心情への変化です。

季節の奥ゆかしい情景と共に、徐々に未練が無くなってきっぱりと割り切った想い。

いつまでも心に残り続けてはいる思い出は、実に綺麗で美しきものへと昇華したのです。

そこにはねちっこい感情や憂いなどはもう存在していないのだと解釈出来ます。

楽曲を通して1人の心情が大きく変化している当楽曲

聞き手は、自分の経験や過去に当てはめて、強く共感してしまう魅力があります。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

ミテイノハナシの楽曲『忘れじの映画』について歌詞を解釈していきました!

1つの恋物語を元に憂う感情から乗り越える想いを書き記した楽曲。

誰しもが感じる想いだからこそ、そこには共感性が強く在るのです。

まだ18歳とは思えない驚異の文学力と、楽曲制作能力の高さ。

これからどんどん注目されていき、人気を博していくこと間違いなしのAruさん。

どのように歩んでいくのか、この先が非常に楽しみです。

そして以下では、本サイトのおすすめ記事を紹介しています。

こちらは椎名林檎さんの楽曲『丸の内サディスティック』についての歌詞解釈記事です。

一見難解なリリックを分かりやすく1つ1つ紐解いて解釈しています。

1度は耳にしたことがあるといっても過言ではないほどの知名度を誇ります。

妖艶でアーティスティックなその独特の世界観でデビューから絶大な人気を誇っている椎名林檎。その代表曲ともいえる「丸の内サディスティック」での”ピザ屋の彼氏になってみたい”等の歌詞はどういう意味なのでしょうか。

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