君と僕の腕時計
一緒に並べて
出典: ANSWER/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
2人の腕時計はお揃いなのでしょうか。横に並べて眺めているようです。
カップルの証であるペアウォッチ。
時計に限らずペアで持っているものにはカップルであることを周りにアピールする効果があります。
そんなカップルの証を眺めているだけでも、「付き合っているんだ」と思うことができるのです。
主人公は付き合っている実感を強く味わいたいのでしょう。
「僕らは恋人同士なんだ。」
そう自分にも言い聞かせることでより恋人同士になれた感覚を心に刻み込みたいのではないでしょうか。
2人の優しい雰囲気が見えてくる
君と僕の手のひらを そっと重ねて
出典: ANSWER/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
ここではゆったりとした表現になっています。
まるでゆっくりじっくりと愛を育んでいるかのような雰囲気があるのです。
2人はキラキラとしたカップルというよりも、大人な雰囲気のある落ち着いたカップルではないでしょうか。
いろいろなことを考えながら、焦らず将来を見据えながら付き合っている。
優しい優しい2人なのでしょう。
しかしそんな中でも好意の炎はしっかり燃え続けているのです。
まるで純愛とでもいうような透き通った綺麗な恋心が感じられます。
ネガティブな表現の理由とは
愛という 窮屈を
がむしゃらに抱きしめた
出典: ANSWER/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
ここでは意味深な表現をされています。
普通なら愛とは幸福で自由なものであるはずです。
しかしそれとは逆のような意味。
これは愛を知ってしまったからこそ知る悲しみなどが込められているのではないでしょうか。
誰かと愛を育んだ。
愛を育んだからこそ生まれた別れの辛さです。
偏に愛といっても、楽しさに嬉しさ、切なさ、悲しさまでもが生まれてしまうのです。
しかしそれでも君と過ごせる幸せに比べたら小さなことなのではないでしょうか。
ネガティブな面も全部受け入れたということでしょう。
主人公の想い
勇気が出ない主人公
二人会える日が 少ないから
いつも別れ際で
ため息ばかりついてる 何も言わないで
出典: ANSWER/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
デート終わりにどうしても寂しくなってしまうようです。
今日はもう会えなくなってしまう。
そんな悲しみに打ちひしがれています。
主人公の相手への想いが強く伝わってくる部分です。
しかし彼ができるのは悲しみに暮れることだけ。
「もう少し一緒にいたい。」といったような言葉が口から出てこないのです。
寂しい気持ちを素直に出せない。
ここには主人公の葛藤のようなものも透けてみることができました。
これからのことも想像している
君と僕の思い出は まだまだ少ない
ずっとずっと歩こう 道を探して
出典: ANSWER/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
どうやら2人はまだ付き合いたてなのでしょう。
これから2人の思い出をたくさん作っていくところなのです。
一緒に歩いていく日々を想像しています。
2人で歩けばどんな困難な道でも凸凹道でも楽しんでいけるだろう。
そんな風に主人公が思っていることが伝わってきます。
辛いことでも2人なら乗り越えられる
春の強い風も夏の暑さも
秋のさみしさも 冬の寒さも
二人でなら 歩いて行けるさ
出典: ANSWER/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之