この歌詞では世の中にある辛いことを表現しているのではないでしょうか。
春夏秋冬にそれぞれ訪れる厳しい試練たち。
どんな季節にも辛い出来事は待ち受けているのです。
しかし2人だと、乗り越えられる。いいえ、2人だからこそ乗り越えられるのではないでしょうか。
1人で辛い出来事と向き合うことは、とても体力を使います。
あれこれ考え過ぎていると自分を追い込んでしまい、気持ちが折れてしまうことも珍しくありません。
しかし2人ならば、互いに支え合い、落ち込んでいる時は励ますことができます。
悲しみは半分に、楽しみは2倍どころかそれ以上に膨れ上がるのです。
ここの歌詞では2人でいることの素晴らしさと強さが伝わってくるようでした。
踏み出した主人公の勇気
あの日地下鉄の改札で
急に咳が出て 涙にじんで
止まらなくて
手すりを越えて 君を抱きしめた
出典: ANSWER/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
今まで主人公は別れ際の寂しさを感じてはいたものの、何もできずにいました。
しかし最後の歌詞ではどうでしょうか。
離れたくないと想っていた感情のままに行動することができたのです。
勇気を出して踏み出すことのできた彼の強い心は、私たちにも勇気を与えてくれるのではないでしょうか。
槇原敬之【ANSWER】の歌詞解説〜まとめ〜
主人公の伝えたかったこと
この歌詞のストーリーで病気を患っていたのは相手の方ではないでしょうか。
重い病気なのか軽い病気なのかはわかりません。
しかし2人の将来を脅かすほどの病気であることには違いないのでしょう。
しかしお互いにあまりその話には踏み込めないようです。
目の前で咳き込む君を見てどれほど心を締め付けられていたのか、想像するだけで苦しさが伝わります。
もうすぐ君がいなくなってしまうかも知れない。きっと相手も不安でたまらなかったでしょう。
そんな不安を掻き消すために、恋人であるアピールをしていたのではないでしょうか。
周りにアピールしていたように見えたのは実は君へのアピールです。
「僕は君の恋人なのだから安心して。側にいつまでもいるからね。」
病に苦しむ君の心の支えになろうと思っての頑張りだったのでしょう。
この歌詞が伝えたかったこと
この歌詞では、大きな病に苦しみながらも懸命に支える主人公の様子が伺えました。
カップルには酸いも甘いもあるのです。辛いことも楽しいこともたくさん訪れます。
しかし2人がいればどんなに大きな壁でも、乗り越えていける。
愛は甘いだけではないのだと。
苦しみから生まれる愛も、喜びから生まれる愛も存在するのです。
しかしそれは紛れもない愛で、2人で育んでいくことこそが意味のあるものなのではないでしょうか。
槇原敬之なりの愛に対する答え。
それは愛とは人の心を変化させていくもの。
そしてその良い変化も悪い変化もひっくるめて愛であるのだと伝えたかったのではないでしょうか。
オススメ楽曲紹介
【ANSWER】の歌詞には槇原敬之らしい優しさが多く詰め込まれていました。
当サイトOTOKAKEでは他にも槇原敬之に関する記事を掲載。
その中から今回は【ズル休み】という曲を解説した記事を紹介させていただきます。
一見しただけでも、何とも興味をそそられる印象強いタイトルです。
主人公は働くサラリーマン。
サラリーマンなら思わず共感してしまうような歌詞の楽曲になっています。
気になる方は是非チェックしてみて下さい!
槇原敬之【ズル休み】歌詞の意味を徹底解説!ズル休みをしたのは何故?主人公が別れてしまった原因を考察 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
1993年10月1日に発売された【ズル休み】。知る人ぞ知る名曲の意味を徹底的に考察してみました。昔も今も変わらない、恋の難しさが見えてきそうです!
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね