小林直己さんはどんなアーティスト?
EXILE TRIBE の皆さんは色々な才能を持っている方ばかり。
知れば知るほど新たな魅力を発見して、ますます好きになってしまいます。
小林直己さんも、そんな魅力溢れるアーティストのひとり。
ダンスパフォーマーとしてだけでなく、俳優やモデル、MV監督としても活躍されています。
まずはその魅力がぎゅっと詰まったこちらのMVからご紹介いたしましょう。
小林直己さんと同じくLDHに所属している歌手・JAY'EDさんが2017年にリリースした楽曲「Here I Stand」のMVです。
「Here I Stand」MVのダンスから目が離せない
力強くありながら、繊細なダンス。
小林直己さんが持つ表現者(パフォーマー)の部分が前面に押し出されています。
パフォーマーとしての“顔”
ご覧いただいた通り、このMVはダンスムービー。
小林直己さんと佐藤晴美さん(Flower/E-girls)が、ため息のでるような素敵なダンスを披露してくれています。
そして小林直己さんはダンサーとしてだけでなく、監督としてもクレジット。
なんでもこのMVは、JAY'EDさんの新曲の素晴らしさに心を動かされた小林直己さん自ら、制作を持ちかけたのだとか。
ダンスの相手として選ばれたのは、小林直己さんがかねてからダンサーとしてリスペクトしていた佐藤晴美さん。
佐藤晴美さんは、小林直己さんと並んでも遜色ない長身の持ち主。
長身を活かした表現力豊かなパフォーマンスには、誰もが魅了されてしまうのではないでしょうか。
EXILE ATSUSHIさんによる歌詞も素晴らしいです。
再生すると、まず次のような歌詞が耳に入ってきます。
歌うことしかない
Oh,もう何も
これ以上何もない
分かってるよ
歌うことしかない
出典: Here I Stand/作詞:EXILE ATSUSHI 作曲:さかいゆう
「悲痛」と言ってしまってもいいような感情の吐露からはじまるこの歌。
内容を要約すると、次のようになるでしょう——。
『歌うことでしか君と繋がれない。それは苦しいことでもあるけれど、それでも僕はここ(Here)で歌うよ』
そんな「決意」の歌詞世界と2人のダンスが見事に呼応しています。
ダンスのスタイルは、ストリート寄りではなく、むしろコンテンポラリー・ダンスの毛色が濃い振り付け。
グループ内でのダンスよりも、もっと『個』を追求するアート性が高いダンスです。
大きな鳥が羽ばたくような小林直己さんのキレのあるダンスは、まさに圧巻の一言!
筋肉や汗、髪の毛一本にいたるまでが“踊るためにあるんだ”と感じさせてくれます。
そして、このMVでは直己さんの表情にも注目していただきたいです。
曲の中盤で見せるせつない表情や、苦しそうな表情——。
心の底から歌詞の中に入り込まないと、こんな表情は出せません。
ただ、こう解説していくと、なんだかこの歌は悲しい歌のようにも見えてきます。
でも歌は悲壮感では終わりません。歌詞にはこうあります。
また立ち上がり歩き始める
誰かがそばにいてくれて
優しさに触れることで
また立ち上がり
歩き始める
出典: Here I Stand/作詞:EXILE ATSUSHI 作曲/さかいゆう
MVの終盤において2人は同じ場所で踊ります。
これはもちろん、”2人が出会った”と解釈することもできます。
ですがラストカットでは別々に歩いていることから『離れていても気持ちが通じた』と解釈してもいいでしょう。
小林直己さんが最後に満ち足りた感じで笑いかけてくれるのがいいです。
何度も繰り返し再生してしまうような、素晴らしいMVでした。
こちらのMVも要チェック! 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「S.A.K.U.R.A.」
この曲のMVでは三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの皆さんがそれぞれ剣士になって、迫力の剣術アクションを繰り広げています。
剣撃のたびに舞う桜の花びらが美しいので必見です。