グラミー賞受賞のシンガーソングライター、テイラー・スウィフト
テイラー・スウィフトはアメリカのシンガーソングライターで、2004年14歳でメジャーデビューを果たしています。
サウンドの基本はカントリーミュージックで、同じシンガーソングライターのリアン・ライムスをリスペクト。
彼女はデビューまでさまざまなイベントを経験しており、アコースティックギター片手に歌を披露していました。
テイラー・スウィフトが自身の楽曲で正式にデビューできたのは翌年の2006年で、ファーストアルバム『Taylor Swift』が全米ランキングで5位まで上昇。
収録曲のカントリーテイストたっぷりなナンバー『 Picture To Burn』が、ビルボードチャートで28位まで駆け上ったこともあり大きくフューチャーされることになります。
2008年にはセカンドアルバムの『Fearless』が第52回グラミー賞にノミネートし、見事アルバム賞を獲得。
これが大きなきっかけとなり、一気に世界的な歌姫へと変貌を遂げていきます。
最新ナンバー『Look What You Made Me Do』
テイラー・スウィフトは数多くの名曲を生み出しており、ヒットメーカーとしても名高い女性アーティスト。
そんな彼女が、2017年最新ナンバーとして誕生させたのが『Look What You Made Me Do』です。
同ナンバーは2017年8月にアメリカでシングルリリースされており、2017年11月10日発売のアルバム『Reputation』にも収録されます。
控えめなテンポサウンドが中心
『Look What You Made Me Do』のサウンドは、他の楽曲と違いテンポサウンドのみのシンプルさが特徴的。
そのサウンドもパートによって微妙に変化を出しており、ピアノやデジタルサウンドなどさまざまです。
そこにテイラー・スウィフトのハスキーボイスが耳に残り、印象的な楽曲へと昇華しています。
キム・カーダシアンとカニエ・ウェストをディスった曲!?
テイラー・スウィフトの楽曲では珍しい、ヒップホップテイストの『Look What You Made Me Do』。
実はこの歌詞の内容がキム・カーダシアンとカニエ・ウェスト夫婦に対してのディスリスペクトソングなのではと、憶測を呼んでいます。
と言うのもヒップホップシンガーであるカニエ・ウェストが2016年にリリースした『Famous』と言う曲に、テイラー・スウィフトを指す歌詞が含まれており『Look What You Made Me Do』はそのアンサーソングではないかと言う見方です。
更にテイラー・スウィフトはケイティ・ペリーとも仲違いしており、彼女に対してのディスリスぺトソングではと言うファンも多いです。
アメリカでは楽曲を通してアーティスト同士のケンカはよくあることで、ラップ界では「ビーフ」とも呼ばれてなじんでいます。
日本ではあまり見かけないやり取りですが、ファンはこういった部分も含めて楽曲を楽しんでいるんですね。
破壊的でクレイジーなMV
シンプルなサウンドとは裏腹に、『Look What You Made Me Do』のMVは強烈な表現力でパンチを効かせています。
MVの開幕はテイラー・スウィフト自身がゾンビになっており、真っ赤なドレスを着た彼女の周りに蛇がうなっていたりなどミステリアスなシーンばかり。
そしてサビ部分では金色の車が電柱にぶつかるシーンをスローで見せるなど、破壊的でありながらもクレイジーな表現がナンバーの魅力を支えているのを感じます。
『Look What You Made Me Do』は日本語にすると「この有様を見て!」と言う意味。
楽曲では「あんたが傷つけたからこうなった」と言うニュアンスがあり、それを大胆かつ刺激的に表現したのがこのMVなのではと感じます。
強烈なイメージを残すMVは現在まで7億を迫る再生数で、テイラー・スウィフトの人気ぶりを象徴しています。