Shaking no more. Shaking more me.
No more coffee copy to pathy.
Moving stopping frrrrequency
and smashing. (smashing!)
奔走する迷走する外野の
「嘲笑」「変換」燃料に
Smashing trauma overcome and chop, chop, chop, chop, dot, dot, dot.

出典: ハローフィクサー/作詞:TAKUMA 作曲:TAKUMA

和訳

これ以上揺れない もっと私を揺さぶって

コーヒーのコピーはもうない

動いたり止まったりを繰り返しそして打ち壊せ

順風満帆に進む人生はなかなかありません。

アーティストは作品を生み出すことに苦悩し、それでも続けることで素晴らしいものをリリースしてくれます。

人々は常に新しいものを求めてしまうから、彼らはマンネリを打破していかなければならないのです。

自分の固定概念を破壊しなければ深く追求することはできません。

例えまわりが認めてくれなくても、それをバネにしてさらに飛躍するのみです。

そんな力強さを感じるフレーズが込められていました。

胸に秘めた強さ

Why 砕 闘争心は on the chest DA まだ
Why 砕 構想し功を奏す日までは
Why Yeah 砕
Frrrrequency and smashing dot, dot dot.
Why 砕 Why 砕

出典: ハローフィクサー/作詞:TAKUMA 作曲:TAKUMA

何かを壊して新しいものを求めるのには精神的な強さも大切です。

誰かの心に響かせる作品というのはとても難しく、ときには裏目に出てしまうこともあります。

それでも諦めない強い心が重なることで、人間味溢れる言葉が浮かび上がってくるのです。

心のこもった言葉ならば、人々の感情を動かすことができます。

それは10-FEET挫折や葛藤、そして人の痛みを知っているからこそ寄り添えるのではないでしょうか。

フィクサーとは一体何なのか?

フィクサーは自分自身

Hello fixer
ミストがかったまま 風も吹かないよ
夜が明けるまで Hey Hey Mr.
僕が終わるまで もたないよ
アンプが壊れるまで

出典: ハローフィクサー/作詞:TAKUMA 作曲:TAKUMA

"こんにちは"とまるでフィクサーを受け入れているようにも思える部分です。

フィクサーには様々な意味があり、代表的なものですと"悪""黒幕"などがあります。

ではこの歌詞の中での黒幕は誰なのでしょうか?

それはやはり自分自身という解釈が1番しっくりきます。

自分の心の奥にあるネガティブな心と向き合う様子がサビに込められているのです。

目を背けたままでは逃げているだけで、根本的な改善はできません。

自分の良いところと悪いところを認められる人がこの先もずーっと伸びていけます。

まだ心の霧は晴れていない状況かもしれないけれど、向き合うと決めたことが既に成長の第一歩なのです。

あとは追い風が吹くのを待つのみ!

そうすれば自然と流れは変わっていくはずです。

あとちょっとで殻が壊れる

Hello fixer I don't think so.
燃え損なったまま 火はもう点かないよ
夜が明けるまで Hey Hey Mr.
君が壊すまで もう少しなんだ
ノイズが剥がれるまで

出典: ハローフィクサー/作詞:TAKUMA 作曲:TAKUMA

ラストのサビはまるで自分の中の悪魔と天使が会話しているかのようなフレーズです。

"私はそうは思わない"

悪の心がネガティブに囁こうとも、信念には負けていない様子が伝わってきます。

踏ん張った結果、あと一息で全てがクリアになりようやく光の先に行けるのです。

固定概念という殻を自らが破壊して、生まれ変わった姿…それもフィクサー(自分自身)なのでしょう。

嫌な自分ともしっかり向き合っていかなくてはいけないことを考えさせられるラストでした。

映像から分かる「ハローフィクサー」の本質

ラストのサビに登場した"ノイズ"という言葉は「ハローフィクサー」のMVで表現されています。

どこか懐かしさを感じる映像は、時折画面が乱れているのです。

映像に味があるという意見もあれば、何となく見づらいという意見もあると思います。

しかしそれこそが「ハローフィクサー」の本質なのです。

自分の考えをただ貫くだけではなく、様々な意見を受け入れて時代にフィットしていく方法を考えます。

古き良きを重んじるのも新しいものを取り入れるのも同じくらい大切なのです。

だから「ハローフィクサー」は今までの10-FEETらしさもありつつ、新しいとも感じる楽曲になったのでしょう。

最後に