俺は美少年でなくて ビールボーイ
やけ酒 ダメダメ
出典: ビールボーイ/作詞:大塚亮二 作曲:田中亮
ビールボーイいわく、ビールには粋な飲み方があるようです。
まずポイントの1つめとしては、「やけ酒はNG」ということ。
意外なようにも思えますが、それがビールの飲み方に対する美学です。
やけくそになった気持ちで、ただ胃に流すビールは味気ないでしょう。
嫌な気持ちを紛らわすだけのビールでは、美味しさも半減してしまいます。
そのためやけ酒はNGなのです。
ビールボーイからすればビールへの敬意を欠いた飲み方に値します。
一気飲みもNG
一気に飲んで 無理して 限界に挑戦 止めとけ
男の美学でなくて ビール学愛せ
美味しく飲んでくれる君に会いたいぜ
出典: ビールボーイ/作詞:大塚亮二 作曲:田中亮
ビールでよくやりがちな「一気飲み」。
宴会などでもたまにみかけますが、これもNGです。
一気にジョッキを空けることは、「男の美学」という観点からは美しいかもしれません。
しかしビールボーイが推奨するのは「ビールの美学」です。
ビールを腕試しの材料として使うことを、ビールボーイがよしとするはずがありません。
ビールはあくまで飲み物であり、その味や見た目を味わうことこそが醍醐味なのです。
楽しく飲むのがビールの美学
御託止めて 飲めばわかる 今日の疲れ飲めば取れる
いつものように 楽しい夜に Say 飲んで Say 飲んで
出典: ビールボーイ/作詞:大塚亮二 作曲:田中亮
では最終的に「ビールの美学」に則した飲み方とはどんなものなのでしょうか。
それは歌詞のとおりです。
ビールの見た目を楽しみ、香りを楽しみ、そして飲む。
これが正しいビールの飲み方です。
ただ無造作に飲むのではなく、ビールと対話するように味わうのが「ビールの美学」。
これをすれば自然と楽しい気持ちになり疲れが取れていきます。
仲間内で飲めばもっと盛り上がる夜になるでしょう。
心に余裕を持たせてくれる、そんな飲み方こそが正しいビールの飲み方なのです。
ビールのいいところ
楽しい夜のお供
君と共に夜な夜な過ごしてきたからだ
そんな君に言いたい エール送りたい
そう拍手喝采 いや麦酒喝采
出典: ビールボーイ/作詞:大塚亮二 作曲:田中亮
ビールボーイのビール愛は熱狂的です。
何故ここまでしてビール好きになれるのか。
そんな疑問も湧いてきます。
答えは簡単「ビールは楽しい夜のお供」だからです。
皆でビールを飲めば酔っぱらって腹を割った楽しい話が出来るもの。
独りでほろ酔えば、なんとなく1日の嫌なことも水に流せるものです。
毎日毎日、心を上向きにしてくれるビール。
ビールボーイはそんなビールに愛着を感じずにはいられなかったのでしょう。
いやなこともビールで流して!
胃に浸みる みる間にもう身体に染みる
胸の痛みや 悔みや 抱えた怒りを 洗い流すよう 心満たすよ
出典: ビールボーイ/作詞:大塚亮二 作曲:田中亮
美味しさ、香り、そして見た目で心を満たしてくれるビール。
疲れている時ほど、ビールが美味しく感じるものです。
そう、ビールはネガティブな状態を少し回復させてくれる力を持っています。
「アルコールの力」といってしまえばそれまで。
しかしそんなビールの力に助けられながら、ビールボーイは今日も一生懸命生きているのでしょう。
なんだかビールが飲みたくなってしまう、そんな一曲でした。