さあ、これから生まれる名場面を探しにいこうよ
酸いも甘いも寄り添って
一緒に味わおうフィルムがなくなるまで
出典: 115万キロのフィルム/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
こちらは「115万キロのフィルム」の大サビの歌詞。
「酸いも甘いも」というまったく同じフレーズは意識して使われているはず。
「ビンテージ」で描かれるのは出会って間もない2人。
「115万キロのフィルム」はその先の2人のストーリーと考えられそうです。
結婚を意識したフレーズが散りばめられていて、幸せいっぱいのラブソングです。
つまり、この先で2人を待つのは幸せな未来ということですね!
「ビンテージ」
褪せた思い出もビンテージなんて言って
振り返る度に笑えるようにと
大切に日々を重ねよう
かけがえのない今を
出典: ビンテージ/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
「僕」はこれからも「君」と共に日々を重ねていきたいと思っています。
そして遠い未来で色褪せてしまった記憶もビンテージなんて言って、思い出す度に笑い合いたい。
「ビンテージ」は古くて価値があるもののことです。
今しかないこの時を大切にしたいという気持ちが伝わってきますね。
君と出会ってからふと思うこと
人生という絵画
好きな色なんか特段ないけど
人生が絵画だったならどうだろう?
君との時間を重ねることでしか
出せない色がきっと好きだ
出典: ビンテージ/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
「人生が絵画だったなら」なんて考えたことがありますか?
藤原さんらしい美しい表現ですね。
伝えたい気持ちは何度も繰り返しているように「君」との時間が大切だということ。
その想いをまったく別の切り口から綴っています。
「きらめく想い」
喜怒哀楽そしてその間にきらめく想いを抱きしめて
出典: ビンテージ/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
長い間一緒にいれば「酸いも甘いも」あります。
喜びや楽しみだけでなく怒りや悲しみも味わうことになるでしょう。
その間に抱きしめる「きらめく想い」とはどんな想いでしょうか。
キラキラと輝く想いは恋のときめきのような感情かもしれません。
どんなに時間が経っても「君」に恋をし続けるよ、というメッセージのようです。
君との未来について考えてみる
「それさえ愛しいというキセキ」
シワくちゃだったり やけに錆びついたり
剥がれてしまった記憶があったとしても
何一つ隠し繕うこともなく
それさえ愛しいというキセキだ
出典: ビンテージ/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
1番Bメロの「キセキ」は「僕」の価値観が大きく変わった「奇跡」の「軌跡」でした。
落ちサビの「キセキ」も、完璧主義者だった彼の内面の変化を表しているのではないでしょうか。
以前の彼だったらよく思い出せない不鮮明な記憶や部分的で不完全な記憶を愛しいと思うことはなかった。
だけど「君」と出会って「褪せた思い出もビンテージなんて言って」笑い合いたいと思った。
これは彼にとって「奇跡」なのです。
そしてその「軌跡」には「君」の存在が不可欠でした。