スガシカオ【労働なんかしないで 光合成だけで生きたい】MVの内容を解説！スガシカオが大量発生…！？

この歌詞の主人公の部屋は荒れ放題。

どうせ誰も来ないだろう、と散らかったままの状態で放置しているようです。

落ちるところまで落ちるだけだというネガティブな気持ちも抱えている様子。

働く気力も湧かない主人公は太陽の光だけで生きていきたいと願います。

もしそれが可能なら食料をお金を出して買わなくていいので、働かなくても済むからです。

主人公にはガールフレンドがいたことが明らかになります。

彼女は先週出て行ったばかり。

同棲するほど深い仲だったにも関わらず、彼は見放されてしまったということでしょうか。

それがさらに気分を落ち込ませる原因となっているのかもしれません。

幸せな結末なのに良い夢とは言えないのはなぜでしょうか。

おそらく、目が覚めた時に夢で味わった幸せな気分が一瞬で消えてしまい、気分も最高から最低へ一気に落ちてしまうから。

失恋の痛手もあってか、自分のことを部屋にパラサイトしている虫のようだと自己嫌悪にも陥っています。

「もう恋なんてしない」と恋愛に対してもネガティブになっています。

かなり落ち込んでいる彼は「もう何もしたくない」と無気力に近い状態なのでしょう。ちょっと心配になりますね。

たくさんの人が集まる大都会。

自分の存在がその中ではちっぽけなものに思えてきた、とこの歌詞では歌っています。

これまでは「良い人」として生きてきたけれど、それで得したことはあるのだろうか？

恋愛においてもそうですが、「良い人」が必ずモテるとは限りません。

「良い人」で終わってしまうという理不尽なこともあります。

主人公はそんな経験を繰り返したことがどんどん積み重なってきて、不満でいっぱいになってきたのかもしれませんね。

ここにおいても彼は「他力本願」な姿勢です。

でも、主人公のように何かにすがりたいという人はたくさんいます。

日頃から熱心に祈っているとは思えない主人公は、きっと優先度も低いのでしょう。

祈りが届くのはもっとずっと先かもしれないと暗示されています。

すぐに状況が改善するわけではないと悟った主人公は、遠回しに「神は信じていない」と言い出す始末。

何かを熱心に信じる気持ちを持てないほど心が弱っているとも言えますね。

主人公は現在ニート状態。

バイトを休んで部屋で遊ぶことに熱中することを繰り返し、結局は辞めてしまったようです。

遊んでいた内容も生産性のないことばかり。

もしガールフレンドがいる状態でこんなことをしていたのなら、出て行かれてもしょうがないのかもしれません。

自分でもそのことはわかっているので、余計に苦しい状態に。

自業自得ですが精神的に追い詰められていることが伝わりますね。

この後はまたサビが続きますが省略させていただきました。