SEKAI NO OWARI「Dragon Night」

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2014年発売のシングル

「Dragon Night」は、2014年10月に発売されたSEKAI NO OWARIシングルです。

メジャー7枚目のシングルとなったこの作品は、その世界観や「ドラゴンナイト」という印象的なフレーズ、演奏時のパフォーマンスなどが大きな話題を呼びました。

海外展開を意識して製作されており、レコーディングはアメリカで行われました。

オリコン週間チャートでは4位、月間で7位、年間でも57位と、セールス的にも大きな成功を収めた作品です。

カップリングには、HAWAIIAN6の曲「MAGIC」のカバーと「Love the warz」のリアレンジバージョンが収録されています。

収録アルバム「Tree」

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「Dragon Night」は2015年1月に発売された3rdアルバム「Tree」にも収録されています。

「RPG」「炎と森のカーニバル」など、大きな注目を集めたシングル曲が多く収録されているアルバムです。

また、本作に収録された楽曲「マーメイドラプソディー」は、映画「海月姫」の主題歌として話題になりました。

幻想的なMVにも注目

「Dragon Night」の歌詞には日本語のバージョンと、全編英語で書かれたバージョンがあります。

公開されているMVは英語で歌われているもので、海外進出を強く意識していることが分かります。

戦いの間の一晩限りの平和を歌う曲に合わせ、白と黒それぞれ違う陣営の人々が手を取り合って踊り明かす様子が描かれています。

 巨大な炎を中心にした世界観のファンタジックさには、SEKAI NO OWARIらしさがうかがえますね。

旗を掲げてトランシーバーを片手に歌うボーカルFukaseの革命家のような姿は、インターネットを中心に一躍ブームを巻き起こしました。

歌詞を紐解く

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ファンタジックな世界観

今宵は百万年に一度
太陽が沈んで夜が訪れる日
終わりの来ないような戦いも
今宵は休戦して祝杯をあげる

出典: Dragon Night/作詞:Fukase 作曲:Fukase

百万年に一度しか夜が訪れない、という描写から、曲中で描かれる世界は地球ではないことが分かります。

ほとんど太陽が沈むことなく輝き続ける異世界。毎日夜が来る世界で暮らす私たちには想像もつきませんね。

そんな不思議な光景の描写から始まるこの曲の世界観は、SEKAI NO OWARIらしいファンタジックさに満ちています。

人それぞれの正義

人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない
だけど僕の嫌いな「彼」も彼なりの理由があるとおもうんだ

出典: Dragon Night/作詞:Fukase 作曲:Fukase

そんな異世界を舞台に語られるのは「正義」の話です。

「正義」とは何か?その問いは、長い間人類を悩ませてきた難問です。それぞれの考える多様な「正義」があり、何かひとつを正解として定めることはできません。

「正義の反対は悪ではなく、また別の正義」という有名な言葉もあります。

戦争はときに、そんな正義同士がぶつかることで起こります。どちらの側も自分こそが正義だと信じ、その正義の実現のためにこそ戦うのでしょう。

自分の正義を邪魔する「敵」にも、その人なりの正義があります。

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今宵だけは踊って