いよいよベスト3!
3位:DEEP RIVER
2002年6月にリリースされた3rdアルバムです。
「SAKURAドロップス」、「travelling」、「光」などのヒット曲を収録しています。
このアルバム発表後の9月に宇多田ヒカルは紀里谷和明との結婚を発表しました。
まだ20歳になる直前という驚きの展開でした。
宇多田ヒカルの人生は普通の人とは違う速さで進んでいるように見えます。
普通の10代が体験しないようなことを彼女は体験しています。
それはアーティストとしてプラスな面もあるでしょう。
それと同時に一人の人間・宇多田光(本名)としてはコンプレックスでもあったかもしれません。
そんな危ういバランスの中で彼女の成長が見えるところが本作の核心ではないでしょうか。
デビュー時にはまだ幼さも感じられましたが、今作では女性としての魅力も出てきていると思います。
『DEEP RIVER』についてはこちらの記事に詳しく書かれています。ぜひ読んでみてください。
宇多田ヒカルのアルバム「DEEP RIVER」をiTunesで聞く?歌詞とオリコンを教えて! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
アルバム「DEEP RIVER]は、宇多田のアルバムの中でも特に味わい深い作品が多く収録された傑作ですね。そんなアルバム「DEEP RIVER]の歌詞や周辺情報を紐解いていきたいと思います。
2位:Fantome
2016年9月にリリースされた6thアルバム。
活動を復活させてから初のアルバムです。
前作『HEART STATION』からは8年ぶりのオリジナル・アルバムとなります。
ファンとしては待望の新作でした。
このアルバムのテーマには、母親である藤圭子の死が大きく関係しています。
歌手でもあった藤圭子は2013年にこの世を去りました。
そして2015年には宇多田ヒカルに第一子が誕生。
宇多田ヒカル自身も母親となり、ようやく母親に向き合えたのかもしれません。
タイアップのついた「花束を君に」も「真夏の通り雨」も藤圭子に向けて歌われた曲です。
アルバム1曲目の「道」も、今の自分があるのはあなたのおかげと母親に捧げられています。
人間として成長し、母親となって自分の人生とも向き合った宇多田ヒカル。
その全てがここに集約されています。
とても内容の濃い、充実したアルバムだと思います。
アルバムについて書かれたこちらの記事もぜひ読んでみてください。
宇多田ヒカルがアルバム【Fantome】を発売!再生回数が気になる!(視聴あり) - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
宇多田ヒカルが本格的な音楽活動を再開して、2016年9月28日に自身6枚目となるアルバムが発売されました。今回はこのアルバムが出た理由と宇多田ヒカルが誰に何のために発信されているメッセージなのかを読み解きます。
果たして1位は?
1位:First Love
1999年3月にリリースされたデビューアルバムです。
シングル「Automatic」で衝撃のデビューを飾った宇多田ヒカル。
大きな注目を集める中リリースされたこのアルバムは驚愕のセールスを記録します。
765万枚という出荷枚数はいまだ破られていない日本歴代1位の記録です。
独特の切なさを感じさせるボーカル。
作詞作曲だけでなくアレンジにも参加する天才ぶり。
その全てが今まで見たことのない破格のアーティストだったのです。
その後のアルバムや曲には宇多田ヒカルの成長が確実に刻み込まれています。
しかし、初めて聴いた時の衝撃やインパクトにおいてこのアルバムを上回るものはないでしょう。
記録と記憶両方に残るデビューアルバムだと思います。
デビュー20年を迎えた今だからこそ聴いておくべき1枚ではないでしょうか。
デビュー曲「Automatic」について書かれた記事がこちらです。
ぜひ読んでみてください。
宇多田ヒカル「Automatic」の歌詞を紐解く - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
国民的歌姫、宇多田ヒカル。2016年には活動再開し、さらに進化した表現力と才能で見事復活しました。今回はデビューシングルで大ヒット曲「Automatic」の歌詞を解説しながら、彼女の人を惹き付ける才能と魅力について紹介します。