「花の名」BUMP OF CHICKENが曲名に込めた意味を解説！小田和正も披露？

この曲の指す「あなた」とは一体誰なんだろう？

それは「わたし」ではないでしょうか。

この「わたし」とは今曲を聴いている「わたし」のこと。

歌い手である「僕」が聞き手であるすべての「あなた」に対して歌う歌のように感じます。

仮にそう読み解いたとして、次の歌詞を考えてみると、なんだか世界の大きさを感じませんか？

この歌詞も特定の「僕」と「あなた」のやり取りではなく、親から子、誰かから誰かへの貸し借りのような気がします。

人ってひとりでは生きてはいけない、誰かの助けを受けないと何もできない。

だけどそのお返しをする相手は必ずしも助けてもらった人ではなく、今困っているあなたの隣にいる誰かでいいんだよ、と言っているように聞こえてくるんです。

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』ってそんなおせっかいが伝染するような街を舞台にした人情劇が繰り広げられる映画なんです。

この映画の世界観を歌にした歌詞だからこそ、そんな解釈もアリかなあとも思います。

それは2012年の『クリスマスの約束2012』。

小田和正が毎年クリスマスの時期に開催する招待制のコンサートで、数々のゲストを呼び、セッションやカバーを披露する企画コンサートです。

共演こそ実現しませんでしたが、バンドメンバーと共に小田和正のボーカルで「花の名」が披露されました。

共に歌いたい、と出演オファーを出したものの、バンプ側のスケジュールが調整できず残念ながら参加できなかったようです。

この曲の世界観を表現できるようにと工夫して演奏した、とも話しており、ますます共演が見てみたかったと思うばかりです。

今年のクリスマスの約束でのリベンジ出演、期待したいですね。

そんなBUMP OF CHICKENは現在ライブツアー中、この曲も披露しているでしょうか。

広いステージで披露される「花の名」を聴きたいものですね。