通算33枚目のシングル曲!

今回この記事にて紹介させていただきます曲は、UVERworldの曲「EDENへ」

本曲は2018年11月に発売されたUVERworld通算33枚目のシングルの2曲目に収録されています。

彼らがメジャーデビューしたのは、今からもう10年以上も前になる2005年のこと。

その当時に関わりのあった人物たちと一緒に、ロサンゼルスで制作された楽曲です。

「EDENへ」の歌詞の意味を考察!〜1番〜

「EDENへ」の歌詞考察を始める前に、まずは「エデン」についてご説明いたしましょう。

「エデン」は旧約聖書にて、最初の人間であるアダムとイブが初めて住んだ地のことを指しています。

ゲームや本、ドラマに曲の歌詞まで、現在ではさまざまなところで時として使われているワードですね。

ニュアンスとしては「楽園(パラダイス)」や「理想郷(ユートピア)」といったところでしょうか。

さて、UVERworldは私達にどのような「EDEN」をみせてくれるのでしょうか?

1番の歌詞をみて考察していきましょう!

痛みを昇華させる場所

その心に訪れる不安も
失意も自暴も明日への憂いも
すべてのペイン消し去るような
そんな楽園へ
これ以上悲しませぬように
Eden へ

出典: EDENへ/作詞:TAKUYA∞,Chris Wallace,Drew Ryan Scott 作曲:TAKUYA∞,Chris Wallace,Drew Ryan Scott

人生という長い旅路において、心や身体に苦痛を伴う出来事。

これは誰もが多かれ少なかれ、経験するものでしょう。

歌詞の中にも「痛み」を意味する「ペイン(pain)」という英単語が登場します。

たった一つの語句で表現されていますが、その痛みの種類や程度は多種多様。

これらの例を具体的にいくつか紹介いたしましょう。

楽や安心、安定を意識せずとも自然と求めてしまう人間にとって、不安というものは苦痛に感じられます。

夢や志は我々の「生」にとって大きな糧となりますが、それらがすべて100%叶い実現するということはまずありません。

いろんな理由で挫折してしまい、失意で負のスパイラルにはまってしまう…なんてこともあり得ます。

物事がうまくいかず、自己嫌悪から自暴自棄に陥ることも…。

自分に自信をもてないのであれば、やがて来たる明日に対しておぼろげながらも憂いの感情を抱くでしょう。

これらのように、「痛み」について例を挙げ始めるとキリがありません!

このありとあらゆる痛みを昇華させるための最高の場所こそが「EDEN」なのです。

みんなで行こう

連れてくよ
そうパラダイス
君のそのすべてを
そうパラダイス
僕と君だけの
理想を絵にしたそんな場所へ
連れてくよ
そうパラダイス
すべてを誘う

出典: EDENへ/作詞:TAKUYA∞,Chris Wallace,Drew Ryan Scott 作曲:TAKUYA∞,Chris Wallace,Drew Ryan Scott

人は誰しも現実と異なった「理想」いうものをもっています。

それらは一般生活的には非現実的なものであることも…。

現在、世界の総人口は約70億人とまでいわれています。

ということは、単純計算で約70億個の理想の世界が存在するということですね。

そして人間は、「共感」してくれることに対して大きな喜びを感じる生物です。

自分自身の意見について、笑顔で頷き共感してくれる方を嫌いになれないのはこのためかもしれません。

その「共感」してくれる相手が自分の大好きな相手だったら?

もしも大好きな人と自分の二人で、理想的な世界を構築できるとしたら?

これ以上に幸せなことは長い人生でもそうそう出会うことはないでしょう。

この歌詞の3行目の「すべて」というのは、あなたの身も心も全部という意味に捉えることができます。

身も心もここまで素敵な「EDEN」に連れて行ってもらえるのであれば、様々な「痛み」もすべて癒えそうですね!

また、この歌詞の最後の行の「すべて」というのは、あなたの身の周りの物質、親しき関係「すべて」ということです。

二人だけの理想郷ではあるけれど、自身を支えてくれる方々にも届いている「EDENへ」の招待チケット

UVERworldからの甘美な誘惑、甘えて受け取っちゃいましょう!

「EDENへ」の存在意義

さて、1番の歌詞の考察を終えたところで考えてみましょう。

それは「この曲の存在」についてです。

from UVERworld to you

普段我々が友達感覚で会うことはできないUVERworldのメンバーが奏でる楽曲

これは、あなたとUVERworldを繋ぐこれ以上ない素晴らしい架け橋です。

直接会えなくても、SNSやメディア、記録媒体を通して発信ができる世の中。

今となっては当たり前のことですが、このありがたみが再確認できます。

「僕達の音楽を人生の糧の1つにしないかい?感化されないかい?」

「じゃあ、おいでよ。そして聴いてくれ、感じ取ってくれ。」

この曲を含め彼らの作る楽曲は、ある意味すべて彼らなりの「EDEN」の提示といえるのではないでしょうか。