【Paradisus Paradoxum/MYTH & ROID】リゼロ３章OP曲！歌詞の意味を解釈

狂気の渦にどんどんと巻き込まれていきながらも、足掻いている様子、何かを訴えたい気持ちを表現しているのではないでしょうか。

漂白されて過ぎて、もうそこには描いていた「楽園」は存在しなかった。

そう、これこそが私の狂気の正体、もう戻れはしない過去、未来に突き進むしかない。

「虹」に「黒」を差すとは、美しいものとされているものに穢れを差すような意味です。

「絶望」の渦に巻き込まれながらでも、虹に黒を差してでも、それでも前に進んでいかなくてはいけないといった強い意志を歌詞から感じられます。

また 一説では、歌詞の“赤い花の蜜”と“青い硝子”はラムとレムを表し、またそれぞれ動脈と静脈を表しているとも言われています。

そのように歌詞に隠された意味を知ると、歌詞やリゼロの世界観や物語（ドラマ）により一層ハマっていくかも知れませんね。

この歌詞から感じるのは、「狂気」に満ちた「正気」であり、その正気が狂気に輪を掛けて、さらに不穏さと不気味さを感じさせてしまうといった世界観を絶妙に表現しています。

そして、その狂気は、まるで出口のない迷路に迷い込んだよう。反転したコントラクトへ早く抜け出して――。

楽園とは相反する侵蝕された矛盾だらけのこの世界。まさに、パラドクスの楽園と言えるでしょう。 

手を伸ばし今にも掴まれそうな迫りくる禁忌の渦に飲まれながらも、それでも前へと進む。

反転し過ぎて、何が「正気」で何が「狂気」なのか？

それですらもう分からなくなっている。反転したコントラストとは一体何者で、どこに向かっていくのでしょうか。

CD発売まで歌詞が公表されておらず、ファンの間ではその謎解き感に溢れる不思議な歌詞も話題になっていました。

「英語の部分は何と言っているのだろう？」と、ネット上でも早々に関心を集め、独自の世界観、不思議な歌詞、その意味や解釈も含めいろいろと話題にもなりました。

その部分も含めて、この曲“Paradisus Paradoxum”はMYTH ＆ ROIDやリゼロのファンにとって謎解きのような楽しみがあるといってもいいかも知れませんね。

この曲には、哲学のような自問自答があり、考えれば考えるほどに曲に奥行きが生まれる。

聴けば聴く程にその「毒」に「侵蝕」され、それさえも快感、その独特な世界観とパラドクスの楽園、快楽の世界へと誘われることでしょう。

みなさん、いかがでしたでしょうか？

MYTH ＆ ROIDの“Paradisus Paradoxum”は、独特の哲学と独特の世界観があり、聴けば聴くほどに中毒性の高い音楽だと言えるでしょう。さらに、聴き込んでいくとまた違った別の世界が見えてくるかも知れませんね。

みなさんは、この曲の歌詞をどう解釈しますか？