「わからないことだらけ」
サビで「わかんない」を連発するこの曲、「詩書きとコーヒー」。
ヨルシカの2ndアルバム「エルマ」の楽曲に関連している曲となりました。
ヨルシカの曲では、ストーリーに「エルマ」という人物が出てくることが多いです。
この「詩書きとコーヒー」もエルマが関連しているというのですが…。
主人公との関係はどういったものでしょうか?
また、「わかんない」とは一体何がわからないのでしょう。
本記事では、この曲に秘められた思いを徹底的に解説していきます。
早速、解説に移っていきましょう!
「エルマ」
この「エルマ」とはどのような人物なのでしょうか?
どの曲にも登場していて物語の大きな鍵を握っている「エルマ」という存在。
物語の舞台はスウェーデン。音楽を辞めた「青年」が彼の地を旅しながら「エルマ」に宛てて作った楽曲を収録した『だから僕は音楽を辞めた』に対し、『エルマ』では、「青年」の足跡を辿って同じ場所を旅する主人公「エルマ」が歌う楽曲が収録される。
出典: https://sp.universal-music.co.jp/yorushika/elma/
「エルマ」とは音楽の旅人なのですね。
この「エルマ」に向けて描かれているのがこの「詩書きとコーヒー」となりました。
悲しい1番
六畳
最低限の生活で小さな部屋の六畳で
君と暮らせれば良かった
それだけ考えていた
幸せの色は準透明
なら見えない方が良かった
何もできないのに今日が終わる
出典: 詩書きとコーヒー/作詞:n-buna 作曲:n-buna
早速、エルマに向けられた曲として歌詞を見ていきましょう。
この曲の出だしは「エルマと暮らせたら、それでいい。」という感情から。
6畳の部屋は1人暮らしでも少し狭く感じます。
しかしこの主人公は、この狭い部屋で質素な暮らしでもいい。
とにかく、エルマさえいてくれればそれでいい。といっているようです。
贅沢な暮らしを望むわけでもありません。
ただ大切な存在がいてくれればそれ以上の幸せはないのです。
準透明
この歌詞の「準透明」とは一体どのような色なのでしょうか?
ヨルシカの曲をたくさん聴いてきた方は、「準透明少年」が思い浮かぶ人もいると思います。
ヨルシカの表現では、「準透明」とはこのような意味であるといえます。
「見えそうで見えない色。
目には見えないけど、頭の中では思い浮かんで価値のあるもの」
つまり、幸せとは目には見えないけれど価値のあるもの。ということになります。
必ずしもお金があって贅沢な生活をすることが幸せということではないのです。
何が幸せと感じるかは人それぞれ。
主人公にとっての幸せとは、エルマと一緒に居られることだったのです。
天井
幸せの価値
最低限の生活で小さな部屋の六畳で
天井を眺める毎日 何かを考えていた
幸せの価値は60000円
家賃が引かれて4000円
ぼやけた頭で想い出を漁る
出典: 詩書きとコーヒー/作詞:n-buna 作曲:n-buna