ありのままの真実など 誰も見ていやしない
色を変えたり 歪めたり カメレオン・レンズみたいに

Don't you ever wanna imagine? The world isn't one you see
林檎の赤は君にどんなふうに見えている?
Don't you ever wanna imagine? Not the way you dream
君の愛はWhat color?

出典: カメレオン・レンズ/作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一

事実は、たった一つ。

でもそれは、見る人によって姿を変えます。

立場、思想、感情、価値観。

そういったものが様々なフィルターを掛け、一つのはずの事実が人の数だけ存在することなります。

まるでカメレオンが周りに合わせて色を変えるように。

世界は一つじゃないって、想像したことあるでしょうか。

例えば林檎一つとっても、自分には”真紅”に見えていても、他の誰かには”薄いピンク”だったり、”オレンジがかった赤”だったり、もしかしたら”青”や”黒”でさえあるのかもしれないのです。

自分の見え方は自分だけのもの。他の人が同じように見えている、とは限らないのです。

同じ空が見れたら

せめて同じ空を見れたらと 君の肩を引き寄せてはみても
そこにはふたつの月がならぶ お互いを知らないまま
Black or White 双子の月が
Love or Not 無情に光る

真紅のバラもワインも 色を失くし泣いてるの?
君がいるこの世界は こんなに鮮やかなのに

出典: カメレオン・レンズ/作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一

どんなに近くにいても、どれだけ長い間そばにいても。

心や体を共有することはできません。

相手の見ていること、感じていることを全く同じように受け取りたければ、お互いの心も体も交換するしかありません。

でもそれは、所詮無理な話。

それでも、少しでも共有出来たらと、人は触れ合うのではないでしょうか。

肩を引き寄せたり、抱き合ったり、口づけたり。

それでも、お互いの見ている空が同じにはならないのです。

月を見ていても、その月は”君”の見ている月とはは全く違う姿をしているのかもしれないのです。

綺麗な月だ、と思っても”君”のはそうではないかもしれない。

月は一つしかないのに、見ている月は二つ。

バラもワインも同じこと。

”君”がいれば、自分の世界はこんなにも色彩豊かなのに。

”君”と同じ世界を分け合えないことを、虚しく思います。

Don't you ever wanna imagine? No one konws your feeling
デタラメな配色で作った ステンドグラス
Don't you ever wanna imagine? Your days break down forever
君の明日は What Color?

出典: カメレオン・レンズ/作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一

想像したことがあるでしょうか。

自分の感じていることに、誰もが共感できないんだってこと。

みんな同じ事を感じているのではないということ。

そしてこの事実は永遠のもの。

明日はどんな色に染まっていくのでしょうか。

自分にとっては黒、もしかしたら、”君”にとっては赤かもしれない明日。

誰の元にも、同じ明日は訪れないのです。

誰もが「カメレオン・レンズ」を持っている

「カメレオン・レンズ」。

同じものを見ているはずなのにすれ違う人々。

同じものを見ていても、違う色に見えてしまう。それは、人の心も同じです。

全く同じように感じることはできない。

改めて、人の心の複雑さ、難しさ、そういったことを考えさせてくれる「カメレオン・レンズ」。

大人のポルノグラフィティだからこそ、見せてくれる世界でしょう。

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