歌詞
言ノ葉は 月のしずくの恋文 哀しみは 泡沫の夢幻
匂艶は 愛をささやく吐息 戦 災う声は 蝉時雨の風
出典: http://j-lyric.net/artist/a000000/l001c3b.html
劇中、RUI(柴咲コウ)は、謎多き歌姫として登場します。
メディア露出の少ない歌手ではありましたが、2年間全く活動していなかったために死亡説まで出ていた様子。
そんな彼女がある日、突然歌手活動を再開したのです。
それは、恋人であり音楽的パートナーであるSAKU(村井克行)の黄泉がえりが理由でした。
時間の果てで 冷めゆく愛の温度 過ぎし儚き 思い出を照らしてゆく
出典: http://j-lyric.net/artist/a000000/l001c3b.html
彼を失って2年間、自分の中で確実に冷めてゆく彼への思いが歌われます。
この楽曲は、彼を失った悲しみに満ちた1曲なのです。
「逢いたい…」と思う気持ちは そっと 今、願いになる
哀しみを月のしずくが 今日もまた濡らしてゆく
出典: http://j-lyric.net/artist/a000000/l001c3b.html
しかし夜ごと、彼を想い出しては逢いたいと願ってしまいます。
涙を流せば、その雫に月の光が映り、まるで「月のしずく」のよう。
下弦の月が 浮かぶ 鏡のような水面
出典: http://j-lyric.net/artist/a000000/l001c3b.html
どれほど泣いても、悲しんでも、夜は静かなばかり。
世界は、変わることはありません。
世に咲き誇った 萬葉の花は移りにけりな 哀しみで人の心を 染めゆく
「恋しい…」と詠む言ノ葉は そっと 今、天つ彼方
哀しみを月のしずくが 今日もまた濡らしてゆく
出典: http://j-lyric.net/artist/a000000/l001c3b.html
この怪奇現象「黄泉がえり」は、誰かの「逢いたい」と思う気持ちから反応しているのだと、主人公は物語の終盤突き止めていきます。
RUIや、他の黄泉がえりを歓迎するひとびとは、そのことに最初から気付いていたのかもしれません。
下弦の月が 謡う 永遠に続く愛を…
出典: http://j-lyric.net/artist/a000000/l001c3b.html
しかしその「黄泉がえり」も永遠ではありません。
奇跡には終わりがあり、出会いには別れがある。
そのことを知っているからこそ、RUIの歌声は切なく「永遠」を紡ぎます。
終わりに
いかがでしたか?
映画に出演した際の柴咲コウのミステリアスな存在感も相まって、神秘的な魅力にあふれたこの楽曲。
映画とともに聞きこんでみると、より一層世界観を感じられます。
ぜひ観直して、聞き直してみてくださいね。
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