「大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-」主題歌のGloriaはどんな曲?

【Gloria/ナノ】リリックビデオ公開!歌詞を解釈!「大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-」主題歌の画像

2018年4月18日に上演された舞台「大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-」の主題歌として制作されたGloria。

ナノらしい軽快なバンドサウンド壮大なストリングスが混ざり合っています。

なんと、実際のオーケストラとのライブパフフォーマンスも披露されたとのこと。

その結果生まれたサウンドは、力強く駆け抜けるような「爽快さ」と「広がり」を与えています。

また、歌詞では苦しい状況から立ち上がる過程を表現。

辛い運命に苦痛を感じて生きている人の「心を揺さぶる内容」となっているのではないでしょうか。

「大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-」はどんな舞台?

謎めいた事件を優れた推理力で解決していく推理劇「大正浪漫探偵譚」。

大正時代にシャーロックホームズがいたら?

という考えから制作されたシリーズだそうです。

今回の「大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-」はその3作目。

2018年4月に上演されていました。

屋敷の家政婦が殺された。 凶器は屋敷にあったマリア像の彫刻。 一見ただの強盗殺人かに思われるその事件に疑いを持った佐々木刑事は、 部下の伊藤刑事とともに東堂探偵事務所を訪れる。 別の場所では政府関係者が自宅で殺される事件が起きた。 凶器は不明だが自宅にあったマリア像の彫刻が盗まれていたという。 政府機関の黒川と黄島は、その事件の真相を得るため東堂探偵事務所を訪れる。 そして、次々と明かされる事件、それは六つのマリア像の存在によって繋がっていた。 立ちふさがる新たな敵も出現する今作品、 東堂は助手の北早・南澤とともに絡み合った事件の糸を解く!

美しい色彩と力強い歌詞が刺さるリリックビデオ

今までのMVとの違い

Gloriaのリリックビデオは上演開始に合わせ2018年4月13日に公開されました。

ナノといえば顔を隠し、本人のシルエットを映したMVが多い印象ではないでしょうか?

今回はリリックビデオのためナノ本人の姿はありません。

それなのにナノの存在感を感じます。

映像の「色彩」や「切り替わり」、「言葉ひとつひとつ」にナノの世界感が宿っているからでしょうか。

また、前面に押し出された歌詞の「力強さ」が刺さる映像となっています。

それでは実際に見てみましょう。

美しい色彩と刺さる歌詞

モノトーンを基調とし、光が入り込んだような透き通る色合いが混ざり合っていますね。

とても美しいです。

この色合い、「闇と光」を表現したかのような色彩にも見えませんか?

歌詞で出てくる「絶望」を闇で、「力強さ」を光で表現しているように感じます。

最初は閉鎖的な暗い色合いでしたが、段々と光に溢れていく…。

そんなストーリー性のこもった映像なのかなと思います。

映像に乗せられた歌詞も、疾走感がありつつも、自然と頭に入り込んできますね。

そしてところどころ、力強い言葉が心に刺さる場面がありました。

映像の美しさや迫力が歌詞をより際立てています。

歌詞の世界観に迫る

神への問いかけから始まる

それではまず曲の冒頭から見ていきましょう。

ナノの得意とする英語から始まります。

Gloria,
Will you spare my soul
in deepest times of darkness
For now, the night has come
So bid my sins undone
For all eternity

出典: Gloria/作詞:ナノ 作曲:WEST GROUND

タイトルでもある「Gloria」はラテン語で「栄光」という意味。

キリスト教のミサ曲の中でよく使われる表現でもあります。

この「Gloria」という言葉から始まるフレーズ、まるで神に向かって膝まづくような歌唱に聞こえませんか?

英語の部分では神に問いかけしているようです。

「深い暗闇に堕ちた私の魂を救ってくれるのなら、来世に続く全ての罪を免じてください」

という意味でしょうか。

おそらくネイティブな英語ではないのですが、罪の許しを請う場面と思われます。

辛い過去に苦しむ主人公

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