もし自分の大切な人がうやむやにして逃げてしまうような生き方をしていたら、どんな気持ちになるでしょう。
きっと多くの人が悲しい気持ちになるはずです。
そしてそんな生き方をしていて、その人の前で堂々と「自分の道を生きている」と笑うことはできるのでしょうか。
それを考えれば、同じ厳しい道でもどちらを選ぶのが正しいのか見えてくるはずです。
自分一人のために頑張ることには、限界があるというのはよく言われる話。
結局は人は誰かを想う気持ちで突き動かされているということがこの部分では歌われていますね。
世の中は悲しいことに溢れている
不可能に×して 贖っても take back 助走つけて打ち返される
back ground noise
悲しみなんてもう そこらじゅうに転がってる
不幸は何処にだってまみれてる
back ground noise
まだ空と影を 眺めている 重ねてゆく
出典: LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
一番と同じように、世の中そんなに甘くないということが続けて歌われます。
どんな生き方をしていても悲しい出来事にも、不幸なことにも出会う。
ならば自分はどう生きていくべきなのか。
そんな自問自答のようなものを感じさせられます。
悲しいときに寄り添えるような曲になれれば
いつも笑っていたいよ 永遠に 満たされずとも嘆くばかりじゃ
幸せも逃げてくよ でも時々悲しすぎて 抱えきれないなら
泣いてもいいよ 抱きしめるから 少しずつでも癒えてゆくように
自分以上に大切に思える そんな人に出会う事で強くなってくだろう
出典: LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
悲しいことはいつまで経ってもなくならないのだから、人が満たされることも永遠にない。
でもだからと言って悲しい顔ばかりしていたら、余計に悲しくなっていってしまう。
そうは言っても人間であれば、悲しい表情を隠しきれないようなときだってあるでしょう。
そのときにこの曲が寄り添えるような存在になれば…そんな想いがこの部分からは伝わってきます。
そしてやはり、人を強くするのは大切な人の存在であるということがこの部分でも描かれていますね。
自分以外に人生を変えることはできない
誰も与えやしない 自分(てめえ)で生み出せ
意外と子供(ガキ)の頃に感じた
嫌なものは嫌なままだし 好きなものは好きなまま
出典: LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
ここの部分はTAKUYA∞自身の体験からくるものではないでしょうか。
自分の人生は自分で切り拓くしかない。
うだつの上がらない日々を他人が変えてくれることはない。
彼はまだ幼い頃からそのことをわかっていて行動に移して来たから、今前線で活躍するアーティストにもなり得ているのでしょうね。
うやむやにして逃げるような人がいざというときに必要とされるのか?
腐った奴がよく目に付くのは
善人を名乗る奴らが見て見ぬふりをして生きてきたからかな
無駄を無くします と言われる度 蒼白 危惧な面で
無人駅の次に消されるのは誰
出典: LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
俗に言う「良い人」というのは、当たり障りのない人のことだったりします。
そういう人たちは周りに害さえ与えないものの、ダメな部分をダメだと言ってあげることもしません。
害は与えないけど、同時になんの影響もないのです。
果たしてなんの影響も与えない人が、いざというときに必要とされることはあるのでしょうか。
ここで歌われているのは、冒頭でも出て来たうやむやにして逃げてしまう人のこと。
どう生きるのが正しいのかはこの部分にも表されていましたね。
誰もが幸せになりたい
同じ場所 僕は空 君は影から
同じものをきっと 探してた
出典: LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
そう、人は誰だって幸せを求めるものです。
楽な道を選ぶことでそれを求めるのか、立ち向かうことでそれを求めるのかの違いだけ。
どちらも同じ答えを求めているのです。
どちらがその答えに辿り着けるのかは、もはや明白でしょう。