見送る
パジャマ姿で送ってくれる
サンダルの音と“がんばれよ"の声
暖かいミルクみたいだね
胸にしみこんでくる
出典: MILK/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
気持ちを吐き出して、元気になった主人公は自宅へ帰ります。
友人は玄関で見送るだけにしようと思ったのですが、彼の後ろ姿をみてサンダルを履いてでてきました。
最後に、何かひとこと励ましたくなったのだと思います。
最後まで温かい友人に、主人公はまた癒されたことだと思います。
もし今度、友人が凹んだら、この主人公が友人と同じように心を膨らましてくれるのではないでしょうか。
心が通じ合った二人だからできる励まし合いなのだと思うのです。
柔らかい風
違った景色
月も桜を揺らす風も
もう僕の前通り過ぎないから
明日はきっと今日よりもいい日に決まっている
君がいてよかった
出典: MILK/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
主人公は、友人に会う前は凍っていた世界が、柔らかく感じられるようになりました。
それは友人が彼の心を優しくほぐしてくれたからなのだと思うのです。
主人公の繊細さは、この友人の存在によって保つことができるのかもしれません。
彼もそのことにとても感謝しています。
もう泣くのはやめて、明日を夢見る青年に戻ったようです。
本当によかったですね!
おわりに
もしかしたら、彼を励ました言葉は「頑張れよ!」なのかもしれません。
でも、逆説的なのですが「男だろ!」の方が愛を感じるのではないでしょうか。
主人公が泣いている場面で、わざとちょっとズレたことを言ってリラックスさせようと気遣っているのです。
ホットミルクも登場し、優しさが倍増して伝わってきます。
真摯に人生に向き合っている主人公と、それを支える友人の姿に心を打たれます。
主人公の人生にとって重要な局面を、さりげなく描いている歌詞が素敵ですね。
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