【ありきたりな女/椎名林檎】PV&歌詞の意味から見えてくる物語を独自解釈！収録アルバム○○も紹介♪

「ありきたりな女」は11月5日のアルバムリリースに先駆け、10月1日よりiTunes Store 、レコチョクで先行配信されました。

映像ディレクターの児玉裕一によるMVは、『日出処』初回限定盤の特典ディスクに収録されています。

シングル「カーネーション」の歌詞「唯一つ」は女性同士でなければ解り合えないと男性から指摘され、「ありきたりな女」が出来上がりました。

男女問わず、理解できるような言い回しとなる楽曲だと、椎名林檎本人がインタビューで答えています。

数々のMVやCMを手がける映像ディレクター・児玉裕一が「ありきたりな女」のMVを手がけました。

児玉裕一はこれまでに、椎名林檎のMVを11本、東京事変のMVを12本も手がけています。

椎名林檎の世界観を一番理解している映像ディレクターと言えるでしょう。

「椎名文学最高峰」と称される「ありきたりな女」の歌詞をご紹介します。

まるで純文学の一節のようです。

椎名林檎はインタビューで、母親と自分、そして自分の娘のトライアングルな関係を歌いきったと述べています。

椎名林檎にとって、森羅万象が音楽そのものなのでしょう。そこには「生命」という命の源があります。

大きなものを得るために、失ったもの世界がある……彼女は何を失ったのでしょう。

母になる、子を産むということは大切な何かを得る代わりに大切なものを失うのでしょうか。

女性にしかわからない「取って置きの魔法」とは、まさに「生命」を産み出すことでは！？

ストレートに表現することも大切ですが、「ありきたりな女」のように独自の世界観を比喩的に表現するのが椎名林檎らしさです。

「ありきたりな女」とは、まさに純文学そのものと言えるのではないでしょうか。

1998年デビューした椎名林檎は今年でデビュー20周年を迎えます。

これまで数々のヒット曲を産み出し、また多くのアーティストに楽曲を提供してきました。

椎名林檎独自の世界観を、独自の表現方法で具現化しています。その独自性こそが椎名林檎の魅力だと言えるでしょう。

2018年5月23日には、デビュー20周年を記念したトリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』がリリースされます。

井上陽水、宇多田ヒカル、木村カエラ、松たか子ら豪華アーティストが集結！ファン必聴のアルバムになること間違いありません。

2018年もますます活躍の場を拡げる椎名林檎に、これからも注目したいですね。